こんにちは、キャリアカウンセラーの稲葉です。
本日は職務経歴書の役割について、お伝えします。
近年、介護事業所の採用の中でも職務経歴書の提出を求める事業所様が増加してきました。
「どうせ履歴書を面接に持って行って、話をするんだから、職務経歴書なんていらないよ」
「職務経歴書って、そもそも書いたことがない」
という求職者の方もいらっしゃいます。
しかし、事業所から職務経歴書の提出を求められた場合には必ず出す必要があります。(面倒だと言って出さない方もいらっしゃいますが、その場合には減点対象になったり、印象が悪くなると思ってください)
そもそも職務経歴書と履歴書の違いとは
・履歴書→経歴の概要と志望動機を書くもの
・職務経歴書→今までの仕事の内容を細かく書く
そして職務経歴書の目的は「今までの経験の中で得たことを通じ、どのように貴社に貢献できるかを書く」ことです。
ですので、ただ単に行った仕事内容を書くだけでは不完全だと思ってください。
職務経歴書の例
例1 ○○株式会社 営業職 (正社員)ルートセールス担当
例2 ○○株式会社 営業職 (正社員)
神奈川県内の文具店50社を対象にルートセールスを担当しました。
商品補充だけでなく、お客様への新商品のご案内POP作成や販売促進グッズの配布などを行い、きめ細やかな営業を心掛けました。
お客様からご要望をお聞きし、新商品開発の際に役立てるなど情報共有の必要性を実
感し、社内委員会を立ち上げました。
貴社の中でも様々な委員会活動があるとホームページで拝見し、積極的に委員会
活動にも参加し、より安全で快適な生活をご利用者様に提供できるよう努力する所存です。
例1と例2を比べてみて、いかがですか?もし、自分が採用担当者だったら、どちらが熱意のある印象になりますか?
最初から、例2のような文章を書くのは難しいと思います。まずは前職でやってきたことを箇条書きにしてみて、その中で介護職員としても活かせそうなポイントを考えてみると良いと思います。
しっかりとした文章を書くことができるのか、相手に読みやすいようにレイアウトされているのかという全体的な視点でも職務経歴書を採用担当者は見ていますので、履歴書同様、他人に確認してアドバイスをもらうことが有効ですね。
前回までのトピックス
介護職員を応募する際の履歴書の特徴
自閉症って?
障害者施設で働くって?