こんにちは、キャリアカウンセラーの稲葉です。
本日は、履歴書の特徴、特に介護職員に応募する際に気をつけるべきポイントについてお話しします。

ポイント1:手書きの場合は特に丁寧に文字を書く

介護業界の履歴書は、実は手書きの履歴書が喜ばれるケースが多くあります。
なぜか・・・それは介護職員の仕事の一つに「ご利用者様の記録記入」という仕事があり、それを手書きで行う事業所様がまだまだ多いからです。
記録作業の際に、文字が汚くて、他の職員が確認した際に文字が読めない。文章の主語がなく、記録として不完全。ということになると、事故につながる可能性すらあります。

手書きでしっかりとした文章を丁寧に書くことで、入社後もしっかりとした仕事をしてくれそうだな、という印象になります。
「美しく」と「丁寧に」は違います。履歴書を手書きで書くのは根気の必要な作業とは思いますが、丁寧に仕上げる心がけをしましょう。

ポイント2:写真で誠実さを出そう

写真は履歴書の中で唯一の写真情報になります。
どんなに立派な資格を持っていても、経歴でも、写真に写る姿が、コートを着たままだったり、トレーナーのようなカジュアルな服装だったりすると、履歴書が台無しです。
写真に写る服装は原則面接に行く時と同じ服装で構いません。そして、常勤や正社員の雇用形態を希望する方は、なるべくスーツ着用です。
常勤などであれば、会議やセレモニーなどに出席し、着用する機会も多くなりますので、お持ちでない方はご購入を検討ください。

また、近年介護職員の高齢者虐待や殺害などの事件も多く、事業所としては「信頼性」も採用の評価項目に入っています。
その求職者に「ご利用者様の命と安全を任せられるか」という視点で写真を見ていますので、奇抜な髪形や前髪が長く目にかかり、暗い印象を与えるもの、極端に歯を出す笑顔などは、避けましょう。

ポイント3:履歴書の用紙の汚れや折れ曲がりに気をつける

介護職員は県や市などに提出する重要書類などを扱うこともあり、物の取り扱いが雑ではないかという部分も評価されます。
私が添削をしていて、いつも感じるのは「まず履歴書を書く前に、テーブルや机を片付けて、布巾で拭いてから履歴書を広げましょう」ということです。
履歴書用紙の隅が折れていたり、小さな油染みや食べ物のカスのようなゴミがついているだけで減点です。

履歴書は名刺と同じように、「自分の顔」だと思ってください。そして、必ず提出する前に誰かに確認を受けましょう。自分では大丈夫と思っていることが、案外人が気にするポイントだったりもします。
まずは、恥ずかしがらずに、私に見せてくださいね。

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