面接官に聞かれる質問の中に、必ずある質問として、
「どうして介護以外の業種に転職しようと思ったのですか？」というものがあります。
この質問をされた時に、こんな風な理由が頭をよぎる方も多いのではないでしょうか。
・介護の仕事は体力的に辛い
・認知症の入居者様、利用者様からの暴力や暴言に耐えられなくなった
・職員同士の人間関係に問題があった
・仕事に見合った給料がもらえない
・人手が足りずに勤務環境がとても悪い
など、このような理由が頭をよぎったとしても、転職理由としてこれらを正直に伝えることはあまりおすすめできません。
前向きな印象を与えるようにする
前の職場の悪口や誹謗中傷などを面接官に伝えることは、絶対にやめておくべきです。
介護の職場の事情を話したところで、異業種の場合には理解してもらうことすら難しい上に、愚痴はあまりいい印象を与えません。
うちで採用しても、同じように愚痴ばかりこぼして辞めてしまうのではないか・・・という印象を与えることにも繋がります。
前向きな印象を与えることができるようにするために、
・介護業界ではやりたい仕事ができなかったため、御社では○○したい（異業種の場合）
・さらにスキルアップをしていくために、別の職場でさらに知識と技術を高めたい（同業種の場合）
このような転職理由を考えておくと、印象は悪くありません。
待遇面などばかりを気にした転職理由ではなく、自分がやりたいこと、スキルアップのためなど前向きなことを理由にするようにしましょう。
正直に言ったほうがいいこと
正直に伝えたほうが良い転職理由もあります。
例えば、
・育児のため
・家族の介護を行うため
・職場の都合による勤務時間の変更があったため
このような場合には、今まで通り同じ職場で仕事を続けていくことが難しいと考えられますので、マイナスの印象を与えることが少なくなります。
むしろ、このような点を隠したままにしておくと、入職してからのトラブルに繋がる可能性もありますので、正直に伝えておいたほうが良いと言えます。
前回までのトピックス
介護施設オープニングスタッフの心得
介護職でキャリアアップするためには？
介護職の平均給与と年収は？
