今求められている人材とは、こういう人だと断言できるものではございません。
ただし、前回のような問題を職員としての立場だけでなく、自分を採用している企業側の立場、そして何よりもサービスを利用している利用者様の立場、それらを取り巻く環境を十分理解したうえで解決していこうと思える方や、実際に解決するために動いている方達や、それらの活動を支援している方達は、どこの職場でも求められる人材でしょう。

求められる人材になるために

そうなるためには、ある一定以上の期間を同じ職場で過ごす必要があると考えられます。
日本には良いことわざがありますね、「石の上にも3年」。
耳が痛くなる方もいらっしゃいますが、これはとても重要なことです。
なぜなら、物事の良しあしや、問題は必ずといって短期間で結果が出たり解決できるとは限らないからです。

中には長年のデータが必要な場合も多々あります。
特に残念ながら、介護業界は医療のように歴史が長くはありません。
介護業界では、長年のデータというもの自体があまり存在しないので、その点においても「長期間」というキーワードはとても大事なことになります。

ご自身の経歴でも、やはり長年の経験が知識となり技術となり、自分の中に積み重ねられていくことにもなりますので、そのためにもなるべく一つの職場で成長していくことをお勧めしています。
新たな職場に行っても経験年数は増えていきますが、実質的にはまた一からやり直していくことも多々ございます。

前回までのトピックス

介護職の転職に関して 第2弾 その2
介護職の転職に関して 第2弾 その1
介護職の転職に関して 第1弾 その3