介護職が不足していると言われるようになり、メディアなどでも取り上げられることが多くなったことから、介護職の人手不足の深刻さが浮き彫りになっています。
社会は高齢化などという枠をとっくに飛び越え、超高齢社会へと突入しています。
高齢者の数はどんどん増え続けているにも関わらず、出生率は低くなっており、需要ばかりが高くなる一方です。
介護現場では人手不足が原因で、残業や休日出勤などがある施設も少なくありません。
今回は、介護職員の人手不足について、介護現場の現状を見ていきたいと思います。
超高齢社会の影響
※文章入れ替え
厚生労働省によれば、2007年から超高齢社会(高齢化率21%)に突入し、このままでは2025年に40万人前後の介護職員が不足すると言われています。
2025年といえば、団塊の世代が75歳以上となる年です。
また、同じく厚生労働省によれば、2002年では認知症高齢者数は150万人ですが、2025年には320万人に増加するとされています。
今現在も、介護施設に入居できずに入居待ちの状態が続いている方がおられる中、さらに介護職が不足してしまえば、自宅介護(老々介護)などの可能性も高まってしまいます。
超高齢社会に歯止めをかけることはできないため、2025年に向けて様々な取り組みが行われています。
どうして介護職が不足しているの?
そもそも介護職が不足している理由としてはどのようなものがあるのでしょうか。
1.単純に少子化による人口の減少
2.定着率が悪い
介護職が不足している理由として、少子化による人口の減少も挙げられます。
人口が不足しているため、介護職の供給が追い付かないという単純な面での理由が1つ関係していると言えます。
また夜勤などの不規則な勤務もあるため離職率も高く、腰を痛めて仕事を辞める方もおられます。
今はそのような点を見直すべく、多くの介護施設が工夫をし、夜勤専属の介護士を採用したり、介護職のイメージを変えていく取り組みを行っています。
子育て支援に積極的な施設もありますし、研修制度を導入することでキャリアアップやスキルアップがしやすいようにしているところもあります。
どのような介護施設に就職するのかによっても違ってきますので、介護施設に就職したい場合にはふくしごとで自分にあった施設を見つけることをおすすめします。
今後も求人は増えていくと予想されます
介護職は、高齢者の方が大好きで、何か力になりたいと考えている方にとってはとても素晴らしい仕事です。
以前のように生活することが難しい方の場合でも、どんな小さなことでも何か一つ出来る様になった時、すごく嬉しそうな笑顔を見ることが出来ます。
孫のように可愛がってくださる姿を見て、幸せな気持ちになることがあります。
認知症の方が名前を覚えてくださったとき、これ以上ないやりがいを感じる事が出来ます。
介護職を3Kというような言葉のイメージで見るのではなく、実際にどのような仕事で、どのようなやりがいがあるのかという部分を見てみてください。
超高齢社会の今、介護職の求人は、ますます増えていくことが予想されます。
ただ単に仕事がしたいからという理由で介護職を選ぶのではなく、しっかりと高齢者の方々に対しての気持ちを持って、介護職という仕事を選んでいただけたらと思います。
介護業界の人手不足は少子高齢化の影響なんだ。
日本は2007年から超高齢社会に突入しているよ。
介護職員不足は深刻なんだね。