就職前に確認しておきたいポイントが3つあります。

1.その介護施設の理念や考え方
2.看取り(ターミナルケア)を行っているかどうか
3.「残業手当」の記載があるかどうか





その介護施設の理念や考え方

まず1つ目に、その介護施設の理念や考え方をしっかりと確認しておくべきと言えます。
表向きに書いている部分もゼロではないかもしれませんが、その施設を運営する上で指針となっているものなので、しっかり確認しておきましょう。

また、その施設の考え方は特に重要となります。
自分がその施設に入職して働くことになった場合、その施設の考え方に従って、入居者様と関わっていくことになります。
もし自分の考え方と施設の考え方が異なっているとなれば、日々のお仕事の中で様々な葛藤が生まれてしまいますし、職員同士うまくいかない、入居者様に迷惑をかけるというようなことにも繋がります。
そのため、入居者様に対してどのような考え方の施設なのかという点は、しっかり確認しておくことをおすすめします。

看取り(ターミナルケア)を行っているかどうか

2つ目に、看取りを行っているかどうか、という点も確認しておいたほうがいいと言えます。
看取り(終末ケア・ターミナルケア)を行っている介護施設では、入居者様が亡くなるまでケアを行い続けます。
看取りケアを行っていない施設がいいという方もおられるかもしれませんので、そのような方の場合には、事前に確認しておくことをおすすめします。

「残業手当」の記載があるかどうか

残業手当の記載があるかどうかという点もとても重要です。
ただ残業手当が記載されているから安心というわけではありません。考え方によっては残業が多い職場だとも考えられます。
実際の残業の多さや時間に関しては直接問い合わせてみるしかありませんが、目安として調べておくことをおすすめします。

介護施設見学の際に見ておきたいポイントは?

介護施設で働く場合には、施設見学も経験しておくことをおすすめします。
施設見学の際に見ておきたいポイントとしてはいくつかあるのですが、特に意識しておきたい点は以下の3つです。

1.介護施設の雰囲気
2.介護施設のにおい
3.介護士と入居者様との会話

介護施設の雰囲気

介護施設の施設見学に行った際には、介護施設の雰囲気をしっかりチェックすることをおすすめします。
和気藹々としている雰囲気の施設なら良いのですが、どこか湿っぽい、暗い雰囲気の介護施設はあまり良い施設とは言えません。
また、来客に対しての挨拶の声が小さかったり、元気のない介護士や入居者様が多く疲れきっているような印象を受ける施設は避けたほうがいいといえます。

施設内の雰囲気が悪いところに就職しても、思い描くような入居者様との関わりややりがいを得られない可能性が高いのです。
そのため、施設内に入った時に、明るい雰囲気で元気な印象を受ける施設かどうかを見ておくことが大切です。

介護施設のにおい

少し変わったポイントかもしれませんが、介護施設のにおいもチェックしておくことをおすすめします。
というのも、尿臭や便臭が漂っているような施設では、衛生管理や排泄介助などのケアがあまり良くない可能性があるためです。

介護士と入居者様との会話

介護士と入居者様との会話も聞いておきましょう。
もし介護士が、「ちょっと○○さん!なにしてるの!!」などと大きな声で怒鳴っていたり、入居者様のプライバシーを侵害するようなことを言っていたり、人権を無視するような発言があったりする場合には、その施設は避けたほうがいいといえます。

上記のような部分も注意して確認しておくことで、よりよい施設に入職することができます。
働く上でのお給料なども気になるところですが、施設や介護士・入居者様のかかわり方なども見ておくことをおすすめします。

就職する際に確認しておきたい3つのポイント

1.介護施設の理念や考え方
2.看取り
3.残業手当

見学する際に確認しておきたい3つのポイント

1.介護施設の雰囲気
2.介護施設のにおい
3.介護士と入居者様との会話