グループホームは、地域密着型のサービスの1つです。
その他の介護施設のように大きなものではなく、認知症の方を対象として少人数制で一緒に生活をするお家のような施設です。
グループホームには、要支援2・要介護1以上とされている認知症の方が入居可能で、施設と同じ地域内に住民票や住所があることも必要となります。
これは、グループホームが地域密着型のサービスであること、認知症の方が今まで住み慣れた場所で生活できるようにということが関係しています。
入居者様の人数は、最低4人以上、9人までとなっており、1居室に定員は1人となっています。
居室・リビング・お風呂・洗面・キッチンなどなど、一般の家庭と同じような設備が整えられています。
認知症の方だけが少人数一緒に生活しているところだと考えると、分かりやすいと思います。
グループホームでの業務内容は?
グループホームでの業務内容としては、以下のようなものがあります。
・食事の準備や提供
・食事介助
・排泄介助
・起床介助
・移乗介助
・移動介助
・口腔ケア
・健康管理
・掃除
・入浴介助
・レクリエーションの企画や実施
・買い物
など、このような業務を行うことになります。
基本的には他の介護施設と同様、入浴介助・食事介助・排泄介助などを柱として業務を行います。
地域密着型サービスなので、イベントなどでも地元の方々との交流も深いという点が、グループホームの特徴の1つです。
グループホームの利用者様はどんな方?
グループホームの利用者様は、要支援2もしくは要介護1以上の、認知症高齢者(65歳以上)の方です。
認知症の方のみの少人数な施設となりますので、とてもアットホームな雰囲気の中で皆さんが生活されています。
入居されている方が少ないため介護の仕事が大きな施設よりも少ないとイメージされる方もおられるかもしれません。
ですがグループホームはそれぞれのホームごとに、入居されている方の要介護度に大きく違いがあったり、看取りを行うホームがあったりと、特徴があります。
どのような業務を行う必要があるのか、どの程度自立されているのか等は、ある程度入職前に把握しておいたほうが良いと言えます。
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