介護職に向いている人

介護職という仕事は、一見誰にでも出来るように思われがちなのですが、実はそうではありません。
高齢者の方の命と生活を預かっているという大きな責任のあるお仕事であり、やはり向き・不向きというものがあります。

どんな人に介護職が向いていると言えるのかは、介護のどの部分を大切に考えるかということでも違ってきます。
具体的には、どのような人が向いているのでしょうか。

介護職に向いている人の7つの特徴

介護職に向いていると考えられる人の特徴を、7つ挙げてみました。
もちろんこれら以外にも重要な点はいくつかありますので、この7つが全てではありません。

1.相手の気持ちを理解できる
2.常に周囲に気配りができる
3.尊敬する気持ちを持って接する事ができる
4.高齢者の方が好きである
5.細かい仕事も苦にならない
6.話を聴くことができる
7.責任感がある

相手の気持ちを理解し、気配りが出来ること

どのような仕事であってもそうですが、相手の気持ちを理解できたり、気配りが出来るというのはとても重要です。
介護職の場合この部分は他の仕事に比べてさらに重要な部分とも言えます。

介護というのは、こちらの勝手な都合で高齢者の方にケアを行っていいものではありません。
例えば、「忙しいから早く済ませよう!」と、高齢者の方に話しかけることもせず、黙々と雑に仕事をこなすというようなことは、避けなくてはなりません。
ほかにも、テレビを見ている方にお茶を出すという気配りもなく、自分の仕事を機械のようにこなすということも同様です。
その方の気持ちや生活を大切に出来る人が、介護職に向いていると言えます。

尊敬する気持ちがあり、高齢者の方が好きであること

当たり前のように感じられるかもしれませんが、介護職に就く方は高齢者の方が好きだという方が向いています。
高齢者の方に楽しく生活していただきたい、笑顔で居てほしい、というような願いが大きいと、介護も自然に丁寧になっていきます。

自分たちよりも人生を長く生き、たくさんの経験をしてきた方という尊敬の気持ちで接する事が出来るかどうかが重要です。

全て自分でやってしまう介護士はNG

介護というのは、高齢者の方の日常生活をお手伝いする仕事ですが、全ての事に手を出すわけではありません。
介護職の場合、忙しさのあまり、その方が出来ることにまで手を出している可能性があります。
時間がないから、次の仕事が詰まっているから・・・というような理由でセカセカと働くことで、高齢者の方からすれば自分でやりたくても、介護士の態度から言えないこともあるのです。

出来ることはやっていただけるように声掛けを行ったり、忙しい中でも高齢者の方一人一人と向き合えるように意識することも大切です。
介護職においては、いくらテキパキとしている方であっても、全てを自分でやってしまう方は、一呼吸おいて高齢者の方と向き合う時間を持つことを心がけていただくとよいかもしれません。

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