よく読まれている記事

社会福祉士

社会福祉士登録者数とこれから

少子高齢化の進行や虐待問題など、多様な社会問題が存在する現代社会において、社会福祉士に対するニーズが年々高まっています。そのような中、社会福祉士登録者数は増加傾向にあります。そのような社会福祉士の業界はこれからどのようになるのでしょうか。

社会福祉士の登録者数の推移

以前は、「あった方がいい」という程度の資格でしたが、近年では福祉の専門職に就こうと思ったら、応募条件として「社会福祉士の有資格者」とするところが増えてきています。そのようなことから、社会福祉士として登録する人が増加しています。

具体的な数字でみてみますと、平成1年に168人だった社会福祉士も、平成10年には13,650人となり、平成20年には108,877人、平成30年には、その倍以上の226,283人へと推移しています。

社会福祉士と少子高齢化

国内において、団塊の世代が75歳以上の後期高齢化となり、超高齢社会によって生じる「2025年問題」が注視されています。社会全体におよぼす懸念材料のひとつに、「医療現場」があり、現在でもその傾向がうかがえるほどです。

2025年問題でまず直面するのが人口問題でしょう。後期高齢者が急増する一方で、若年層の人口が減少しており、少子高齢化が加速しています。人口は15歳から64歳の生産年齢人口が7000万人ほどまで減少することが予想されており、若年層の働き手が少なくなることで高齢者福祉関係の仕事も多忙になるといわれています。

社会福祉士の現状

社会福祉士の主な就労先は、高齢者福祉関係の割合が最も高く 43.7%となっています。次いで、障害福祉関係 17.3%、医療関係 14.7%、地域福祉関係 7.4%、児童・母子福祉関係 4.8%、行政相談所 3.4%となっており、様々な分野で活躍しているのがわかります。

高齢者福祉関係の仕事だけでなく、例えば、教育分野では、いじめ、不登校、児童虐待などの児童生徒が抱える問題への対応が必要になり、司法分野においては、少年院及び刑事施設における受刑者等について、高齢化や障害を有する受刑者の増加なども社会福祉士には直接影響する課題となります。

他にも、ソーシャルワークの専門職である社会福祉士には、地域住民等とも協働しながら、多職種と連携をし、課題を抱えた個人や世帯への支援のみならず、課題への対応といった役割も求められています。

社会福祉士の人数が足りなり部分でいうと、ケースワーカーの数が足りない自治体が都市部を中心に多く、社会福祉法で示された標準値(都市部の場合、1人あたり80世帯)を大幅に超え、120世帯といった世帯を抱えているケースワーカーもいらっしゃるほどです。

まとめ

社会福祉士に登録している人数は増加傾向にありますが、それ以上に福祉のサービスを必要としている人が増加していくので、これから社会福祉士を目指す方には、働きがいのあるお仕事といえるでしょう。

社会福祉士としての活躍の場をお探しの際には、ふくしごとジャーナルまでお気軽にお問い合わせください。

社会福祉士を目指した動機

社会福祉士の仕事は、医療・福祉・障がいとさまざまな立場の人と関わる仕事です。また、生活困窮者や病気やけがで働けなくなった人の相談を受けて、よりよい支援の方法を一緒に考えていく仕事でもあります。今回は、社会福祉士になった動機について考えてみました。

社会福祉士とは?

社会福祉とは、医療・福祉などの福祉全般の相談業務を担う専門職として、1987年に誕生しました。また、その他の相談援助の対象者は子供から高齢者と幅広く、身体障がい者や生活困窮者・母子・父子家庭 などの相談を受けて援助に繋げていきます。近年では、幼児や高齢者の虐待問題・成年後見制度などにも深く関わることが多くなりました。
   

社会福祉士の仕事の内容

社会福祉士は、相談援助に関する必要な専門知識やスキルを持って、病院(ソーシャルワーカ)や高齢施設(相談員)・障がい施設・児童養護施設・地域支援センター・社会福祉協議会・社会福祉センター・市町村の窓口・学校(スクールソーシャルワーカ)などで活躍して、その担当部署において、さまざまな人の相談を聞きます。必要な場合は、医療機関や高齢者施設または、他の関係機関と連携をとり援助をおこないます。

社会福祉士になった理由

1. 人の役に立ちたいと思ったから
世話好きで人の面倒や相談に乗ってあげることが好きで、誰かの役に立ちたいと思って社会福祉士を目指した方も多いと思います。

2. 福祉に興味があったから
福祉には、障がい者、高齢者、病気などで生活に困っている人などさまざまです。福祉全般について、学生のころから興味を持ち社会福祉士を目指した方も多いと思います。

3. 仕事が安定している
社会福祉士は、市町村役場や地域包括センタ―などですと公務員として働くことができます。社会福祉協議会など、勤務時間や待遇が安定した職場で働くことが可能です。また、病院や介護施設などでも日祝日は休みで、時間もほとんど定時に帰ることができ、ライフスタイルの予定が組みやすいのがメリットでしょう。

4. 職場にもよりますが、社会福祉士は専門職ですので、比較的年収が高いのも魅力です。

社会福祉士のやりがい

困ったことがあり相談にきた人の悩みを聞いて、その人と一緒に問題を解決に結びつけて感謝された時に、社会福祉士としてのやりがいを一番い感じることでしょう。

まとめ

社会福祉士を目指した動機は人によってさまざまですが、福祉全般の相談援助していく上でさまざまな職場でいろいろなケースの相談を聞いて、その人に適した援助方法をお互いが納得した上で、相談援助技術やコミュニケーション能力・医療・介護・その他の制度や法律などの専門知識をフルに発揮して、良い援助に繋げていくのも社会福祉士の重要な役割りとなります。

社会福祉士としての活躍の場をお探しの際には、ふくしごとジャーナルまでお気軽にお問い合わせください。

社会福祉士の必要性 ~社会の問題と寄り添う~

「社会福祉士」の人数不足は近年どんどん加速し、今まで以上に必要性が増してきているとされています。その理由はなぜなのか見ていきたいと思います。

社会福祉士の仕事内容

「社会福祉士」は、「身体的」・「精神的」・「経済的」などにおいて問題を抱えている児童から高齢者。さらには「身体・知的障がい者、高齢者、貧困者、母子家庭、虐待の恐れのある子供、非行や不良行為に関わる子供」などや、またその家族の相談業務などを中心に、日常生活上で問題なく過ごせるように支援をしていくことが主な仕事内容とされております。

具体的には在宅、施設などで生活をしている方などの相談に対応し、必要な助言や利用可能な制度・サービスの紹介などをはじめ、サービスの利用調整、または関係者間の連絡など取り、相談者の支えとなれるよう抱える課題を解決するために様々な仕事をします。

なぜ必要とされているのか

「社会福祉士」の必要性としていくつかのわけがあります。まず、これから日本では超高齢化が進み、2025年では5人に1人が75歳になる見通しとなっています。その面で今後「医療」・「介護」・「福祉」サービス整備が急務とされており、仕事の場も多岐に渡ります。

また、子供へ対するDVや虐待などの卑劣な事件が続発しており、死亡までしてしまう子も多くいます。近年、大きな問題を抱える子供も増えているのは確かなことだといえます。問題を未然に防ぐために相談支援体制が強化され、多くの対策も取られています。子供たちが苦しみを感じることなく、楽しく幸せな日常生活を送ってほしいですね。

そして、身体的・精神的なハンディキャップを持った障がい者の方たちの生活上、不利なことがある場合があります。その際に「相談、調査、更生」の要否や種類を判断して、施設利用者が医療を受けたい時や、義手・義足が必要な時、施設に入所して訓練を受けたい時、その他に日常生活や職業上で困っている方へ、正常者に劣らぬような技術や生活サポートを第一に考えられて、適切なアドバイスをします。

最後に、貧困者の多いことが問題となっています。日本は米国、中国に次ぐ世界3位の経済大国と知られています。しかし、7人に1人は貧困者といわれています。その理由はひとり親家族というかたちで家庭を支えることができないところが多くあり、子どもの世話、親の対応にかかる費用が間に合わず貧困者へとなってしまいます。

このような問題から抜け出すため、子どもから親への支援対策などの提供サービスをすることで、自分一人で養おうと苦しんでいた部分を補えるようにします。その他にも、福祉・介護面を中心に多くの場で「社会福祉士」の仕事は広がっています。

まとめ

今でも問題となっていることが、これから更にどんどん多くなっていくと思います。その問題解決に寄り添うため「社会福祉士」の必要性はますます増えることでしょう。
社会福祉士としての活躍の場をお探しの際には、ふくしごとジャーナルまでお気軽にお問い合わせください。

社会福祉士の業務内容を知ろう!

社会福祉士になりたいと考えている方や、「社会福祉士」という名を聞いたことがあるけれど何をする仕事なのかわからないという方に向けて、社会福祉士の業務内容について説明していきます。福祉の仕事に就きたいと考えている方には、どのように福祉の現場に携わりたいのかを考える材料にもなると思います。

社会福祉士とは

日常生活に困りごとを抱える人やその家族の相談にのり、どのような福祉的支援が必要であるかを考えアドバイスをする職業です。 名称独占の国家資格で「ソーシャルワーカー(SW)」とも呼ばれます。

社会福祉士になるにはいくつかの方法があります。
・福祉系4年制大学で「指定科目」「基礎科目」を履修
・福祉系以外の4年制大学を卒業後、一般養成施設で指定科目を履修
・福祉現場での実務経験が4年以上あり、その後、一般養成施設で指定科目を履修(最終学歴によって実務経験の年数は違う)

これらのいずれかを満たせば、社会福祉士の国家試験を受験する資格を手に入れることができます。国家試験に合格し登録することで、社会福祉士と名乗ることができるようになります。

社会福祉士が活躍する場と業務内容

社会福祉士は福祉全般に携わる仕事で、活躍する場は多岐にわたります。

都道府県、市区町村による福祉の仕事

県庁、役所・役場、社会福祉協議会、地域包括支援センターなどで働き、地域の人々の福祉に関する相談窓口として業務にあたります。

医療現場での仕事

患者さんやその家族の相談にのります。退院後の生活についての相談にも対応し、退院後に利用できる福祉サービスとその手続きなどの情報提供を行い、病気や障害を抱えたままの退院でも安心して生活に戻れるようにサポートします。

介護施設での仕事

入所者とその家族の相談にのります。今の生活に困りごとはあるか、家族の抱える悩みなどにも対応し、本人や家族に合った介護生活について一緒に考えサポートします。

障害者施設での仕事

利用者とその家族の相談に対応します。自立支援や生活援助を行うなど、利用者の希望に添ってサポートします。

児童福祉の仕事

児童福祉施設や母子生活支援施設、児童養護施設、学校のスクールソーシャルワーカーなどで業務にあたることができます。18歳未満の子どもとその家族を対象に支援を行います。

どの現場で活躍する社会福祉士も、その人にとって必要な利用できる福祉サービスは何かを考え、より良い生活が送れるように関係機関と連携して支援をしていきます。

「相談業務」や「関係機関」との連絡、公的手続きのサポートが主な業務であり、この業務を行うために一番重要なのは信頼関係を築くことです。相談者が生活の中で何に困っているのかを聞き出すだけでなく、相談者が不便だと思いつつ言い出せないことはないか見極めることも大切です。そのためにも相談者と接し信頼関係を築くことは重要で、社会福祉士にとって大切にしなければいけない基本ともいえるでしょう。

まとめ

社会福祉士の活躍する現場やその業務内容を紹介しましたが、業務と相談者に対する基本的な姿勢は同じでも、介護、医療、児童、障害者福祉など分野が広く、加えて行政サービスなど幅広い知識が必要な職種です。人々の生活の困りごとを福祉の支援によって解決し、安心して生活できるように努める社会福祉士のお仕事は、社会的貢献度も高く魅力的なお仕事ですね。

社会福祉士としての活躍の場をお探しの際には、ふくしごとジャーナルまでお気軽にお問い合わせください。

社会福祉士の行動規範とは?

社会福祉士にとって望ましい行動や規範とはどのようなものでしょうか。社会福祉士が相談援助をする際に、守るべきことや注意する点などを見ていきましょう。

行動規範とは

「行動規範」とは、ある対応についてどのように行動しその言動が適切かどうか、また反対にそのような言動や行動はすべきでないことなどの基準となります。       

社会福祉士の行動規範について倫理綱領できめられた基準をもとに社会福祉士が相談援助を行う際、実践していく行動や考え方の基準となります。

利用者に対する倫理綱領

①相談者との専門援助関係について明確にして説明しなければいけません。

②専門的援助をするうえで、利用者を尊重して信頼関係を築きながら、相談者側に立ってサービスをおこなうことを説明してパートナシップを大事にする。

③相談者の不利益にならないように十分配慮し本人に不利益になることを説明しなければいけない。

④何らかの理由で援助が難しくなった場合、できるだけ円滑に援助が継続できるように最大限の努力をしなければいけない。

⑤利用者に十分関心を寄せて相談者の立場を尊重して相談者が安心できる援助をおこなう。

⑥相談者を批難したり決めつけたりせず相談者の意思を尊重して時には、励まし支えながら援助活動をおこなう。

⑦相談者の権利を説明し明らかにしたうえで相談援助をおこなわなければいけない。

⑧相談者が必要な情報をよく説明して理解し納得しているかを確認しなえればいけない。

⑨相談援助をしたうえで本人が自分で明確な目標設定ができるように援助しなければいけない。

⑩相談者が自立していけるような援助のために必要な地域や公共施設などの社会資源を探し活用に努めなければいけない。

⑪相談者のプライバシーには十分配慮して個人情報を取集する際には、本人の了解を得なければいけない。

⑫相談者が本人の記録について閲覧を希望した際は、特別な理由が無ければそれを拒否してはならない。

社会・現場での倫理綱領

①社会福祉士は相談援助の専門職として常にその専門知識を深め、相談者業務で知り得た秘密に関しては慎重に取り扱わなければいけない。

②変わっていく福祉の制度や法律についての知識を常に学ぶために情報収集をおこたらない。

③医療・福祉・介護などの関係機関との連絡・調整をおこなうため連携し協労する役割りを果たさなければいけない。

④社会福祉士は常に新しい情報や知識を習得するために、各種研修・講習会・勉強会などに参加して自己啓発に努めなければいけなません。

まとめ

社会福祉士にはいろいろな行動規範がありますが、それらは社会福祉士だけでなくすべての医療・福祉・介護職に共通したことだと思います。専門職の社会福祉士にとって相談援助において大事なことは、相談者に寄り添い相手の立場に立って相談者が自立に向けた援助方法を一緒に考えていくことだと思います。

社会福祉士としての活躍の場をお探しの際には、ふくしごとジャーナルまでお気軽にお問い合わせください。

社会福祉士の合格者数は? ~国家試験の難易度!~

「社会福祉士」は、福祉に関する専門的な知識と技術を備えた人材として、「身体・精神・経済的」に、ハンディキャップのある人達からの相談や日常生活の支援と解決が主な仕事です。今回は、「社会福祉士」について調べていきましょう。

社会福祉士になるには

福祉、医療サービス提供において「身体、精神、環境」で日常生活に支障のある方へ助言や指導相談員として支援出来る仕事をするには、社会福祉士の国家試験に合格する必要があり、「社会福祉士」と名乗るには社会福祉士国家資格を取得しなければなれません。

社会福祉士の受験資格

社会福祉士の試験を受験する資格は

・4年制の大学で指定科目を修めて卒業した人
・2年制又は3年制の学校で指定科目を修めた後、指定施設で2年又は1年以上相談援助の業
 務に従事した人
・社会福祉士短期養成施設6カ月以上を卒業、修了した人
・社会福祉士一般養成施設1年以上を卒業、修了した人

が受験資格を持つ事が出来ます。

社会福祉士の試験内容

福祉士国家試験の試験内容は

・人体の構造と機能および疾病
・心理学理論と心理的支援
・社会理論と社会システム
・現代社会と福祉
・地域福祉の理論と方法
・福祉行財政と福祉計画
・社会保障
・障害者に対する支援と障害者自立支援制度(障害者や高齢者支援に関わる法制度)
・低所得者に対する支援と生活保護制度(生活保護、ホームレス対策)
・保健医療サービス(医療保険制度の概要、診療報酬制度)
・権利擁護と成年後見制度(憲法、民法、行政法の概要と実際)
・社会調査の基礎(社会調査や統計に関する手法、活用方法)
・相談援助の基盤と専門職
・相談援助の理論と方法
・福祉サービスの組織と経営(福祉サービス提供組織の経営方法)
・高齢者に対する支援と介護保険制度(介護予防、ケア)
・児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度(児童や家庭の諸問題と社会福祉士の関わりについて)
・就労支援サービス(雇用動向や政策、就労支援の実際)、更生保護制度(更正保護制度、医療観察制度と社会福祉士の関わり)

試験時間が午前中2時間15分・午後1時間45分となり、試験問題数は150問です。以上の18科目から構成されています。

社会福祉士国家試験の受験者数と合格率

過去10年の年度別受験者数と合格率は

20年度 46,099人 29.1%
21年度 43,631人 27.5%
22年度 43,568人 28.1%
23年度 42,882人 26.3%
24年度 42,841人 18.8%
25年度 45,578人 27.5%
26年度 45,187人 27.0%
27年度 44,764人 26.2%
28年度 45,849人 25.8%
29年度 43,937人 30.2%

社会福祉士国家試験の受験者数を、42,000人~45,000人前後で変遷しています。平成29年度の受験者数は、前年より若干減少の43,937人となっています。

平成29年度社会福祉士国家試験合格者数

合格率男女比率

男女別合格者数は「男性4,220人、女性7,608人」で、比率にすると「男性35.7%、女性64.3%」となっています。

受験資格別合格者数

受験資格別の合格者数は、福祉系大学等卒業者が6,710人、養成施設卒業者は5,118人となっています。

年齢別合格者数

年齢別合格者数は、30歳以下が5,607人で最も多く、続いて41歳〜50歳の2,150人となっています。31歳〜40歳では2,393人、51歳〜60歳では1,309人、61歳以上では369人です。

まとめ

「社会福祉士」は、将来性の高い資格で福祉に関する専門的な人材として、活動分野は年々広く期待されています。注目が高まると、試験合格の難易度が今後高まることが考えられます。第29回社会福祉士国家試験では受験者数が43,937人、合格者数11,828人、合格率30.2%の結果です。受験者数に対して、合格者数は半分以下と合格率が低く相当な難易度だと思われます。

社会福祉士としての活躍の場をお探しの際には、ふくしごとジャーナルまでお気軽にお問い合わせください。

「社会福祉士国家試験」の合格ライン(基準)はどれぐらい?

「社会福祉士国家試験」の合格率は約30パーセントと、決して高くはありません。では、合格ライン(基準)は、どのくらいなのでしょうか。事前に内容を知ることで、試験の対策も大きく違ってくると思います。では、みていきましょう。

「社会福祉士国家試験」の合格ライン(基準)

合格基準の内容

以下の2つの条件をクリアした者が、合格となります。

1.試験の総合点(150点)に対し、60%(90点)以上であること。(1問1点)
合格基準点は、問題の難易度によってかわります。

2.「18科目群」の全科目、で最低1点は正解すること。
ただし、試験科目の一部免除を受けた者(※)は、「7科目群」すべてにおいて得点があること。(総得点67点)

※「社会福祉士および介護福祉士法施行規則第5条の2」による規定
精神保健福祉が社会福祉士の資格を取得する場合、申請により社会福祉士試験の科目のうち
「社会福祉原論」、「社会保障論」、「公的扶助論」、「地域福祉論」、「心理学」、「社会学」、「法学・医学一般」の「8科目」を免除する。

「18科目群」とは

〇「人体の構造と機能及び疾病」
〇「心理学理論と心理的支援」
〇「社会理論と社会システム」
〇「現代社会と福祉」
〇「地域福祉の理論と方法」
〇「福祉行財政と福祉計画」
〇「社会保障」
〇「障害者に対する支援と障害者自立支援制度」
〇「低所得者に対する支援と生活保護制度」
〇「保険医療サービス」
〇「権利擁護と成年後見制度」
〇「社会調査の基礎」
〇「相談援助の基盤と専門職」
〇「相談援助の理論と方法」
〇「福祉サービスの組織と経営」
〇「高齢者に対する支援と介護保険制度」
〇「児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度」
〇「就労支援サービス・更生保護制度」
 

過去の合格基準点

・84点 / 150点 第26回(平成25年度) 
・88点 / 150点 第27回(平成年26度)
・88点 / 150点 第28回(平成年27度)
・86点 / 150点 第29回(平成年28度)
・99点 / 150点 第30回(平成年29度)
・89点 / 150点 第31回(平成年30度)

合格基準点は「総合点の60%ぐらいで、問題の難易度によって補正される」とあるのですが、31回の試験では、合格基準点は89点でした。総合点の60%は90点になるので調整がマイナス1点になっています。難易度によっては、補正が十分に考えられるので最低でも90点はとれるようにする必要があります。

まとめ

社会福祉士試験で合格するためには、合格ライン(基準)の「18科目群」全科目で、最低でも1点は正解することをクリアすればいいということです。まんべんなく、1点をとるということは 問題を解く時間の配分も必要になってきます。わかる問題から解いていき、すべての問題に時間を回せるように、1問につき1分半ぐらいで解答できるとよいでしょう。

社会福祉士としての活躍の場をお探しの際には、ふくしごとジャーナルまでお気軽にお問い合わせください。

グループワークと社会福祉士

社会福祉士のみならず、グループワークは一般企業でも研修などでもよくおこなわれるコミュニケーション力を高めるための実習であったり、2~3名の少人数から10名の大人数でも行ったりします。今回は、社会福祉士とグループワークの関りについて考察してみましょう。

グループワークとは

与えられたテーマに沿って、グループ形式でそのテーマについて参加者全員でディスカッションをおこない、課題の解決方法を発表することです。

どのような時グループワークを行うの

例えば、一人では解決が難しい事例に対してはグループワークという手法が有効的です。皆の意見を聞きながら、他職種とも連携をとりながら問題解決の糸口を探っていきます。基本的に、グループワークは様々な場面で活用されていて問題解決のためにおこなったり、またはコミュニケーション力を学ぶためにも多く活用されています

グループワークの進め方

①グループワークを進行していく上で大切なことは、話し合いの司会やリーダー(役職に関係なく)と議事録をとるための書記などを決めて、あらかじめ時間を設定して時間内に終わるようにすることが重要です。

②司会進行するリーダーは、グループワークに参加しているメンバーが意見を出しやすいように場を和ませます。それでも意見が出ない場合は、指名して答えやすい質問をしたりして発言を促し、できるだけすべての意見を引き出すことが大切です。

③課題となっている議題に対して、何が問題なのかの評価をして課題解決のための方法を皆で導き出していきます。

介護の現場での困難事例をグループワークを通して解決した事例

私が介護職として勤めていた時の現場で、社会福祉士の相談員が中心となり、グループワークを行い、課題に対して実際に決まったことを書いてみました。

【課題】Aさんは毎日のように自宅へ帰りたいと訴えて、玄関前のイスに座っている

【解決策】グループワークで決まったこと
①業務で担当を決めて毎日常にAさんの側につく、どうしても離れないといけない場合は別の職員と交換してその場を離れる。
②散歩などや話し合いを多く持つことで、帰宅要求を和らげるようにする。
③できるだけ集団・個別レクへの参加を促す(無理強いはしない)。

まとめ

グループワークは様々な場面で必要です。課題解決のためには、社会福祉士以外にも他の専門分野の意見も必要になることでしょう。社会福祉士はいろいろな対象者や困難事例に対処しなければいけないため、問題を解決するためにはグループワークが重要となってくるでしょう。

社会福祉士としての活躍の場をお探しの際には、ふくしごとジャーナルまでお気軽にお問い合わせください。

社会福祉士の国家試験・難しい科目

仕事と両立しながら、社会福祉士の受験勉強をしている方も多いのではないでしょうか。
合格を目指して、日々頑張っていることでしょう。今回は、社会福祉士の難易度や難しい科目について考察してみましょう。

社会福祉士とは?/h2>
社会福祉は福祉系の三大国家資格(社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士)と呼ばれていて、「名称独占」の資格です。おもに高齢者・障害者・生活困窮者の相談業務をおこなっています。そのほとんどは、行政である市町村の役所・地域包括センターであり、そのほか病院・クリニックなどの医療機関・高齢者施設・障害者施設で働いています。

社会福祉士の国家試験の内容

試験出題科目は18科目と広範囲であることが特徴です。150問題で各科目60%以上の得点が合格の条件となっています。

三福祉士の難易度は?

ここ10年の平均で各資格の合格率をみてみましょう。また、試験の出題数や試験時間も参考にしてください。

        合格率   出題数   試験時間
社会福祉士  =約30%   150問   240分(午前2時間・午後2時間)
精神保健福祉士=約60%   163問   275分
介護福祉士  =約65%   125問   110分

ちなみに余談ですが、国家資格(民間資格)ではありませんが、福祉系の資格で試験の難易度が高いのが介護支援専門員=約20%です。

試験の出題科目

平成31年第31回の国家試験に出題された問題を参考に紹介しましょう。

・人体の構造と機能及び疾病(7問)
・心理学理論と心理的支援(7問)
・社会理論と社会システム(7問)
・現代社会と福祉(10問)
・地域福祉の理論と方法(10問)
・福祉行財政と福祉計画(7問)
・社会保障(7問)
・障害者に対する支援と障害者自立支援制度(7問)
・低所得者に対する支援と生活保護制度(7問)
・保健医療サービス(7問)
・権利擁護と成年後見制度(7問)

社会福祉士の国家資格は難しいのはなぜ?

三福祉系の国家資格の介護福祉士や精神保健福祉士と比較して出題される分野が18科目と広範囲であり難易度が高いのが原因と考えられます。

まとめ

社会福祉士の試験は、18教科という広範囲で出題されるために、とても難易度の高いものだといえます。受験対策は、仕事との両立で勉強をしている方も多いことでしょう。受験対策は、隙間時間の利用も効果的だと思います。1教科ずつを暗記しながら出題傾向を知るため、過去問を参考にしながら早めの受験勉強と自分の苦手な科目を克服することが、合格への近道でしょう。

社会福祉士としての活躍の場をお探しの際には、ふくしごとジャーナルまでお気軽にお問い合わせください。

社会福祉士に必要なスキルとは?

社会福祉士はさまざまな病気や障がい者・生活弱者や、または、いろいろな理由で日常生活に支障をきたした人の相談援助などをおこない支援につなげる専門職です。ここでは、社会福祉士がおこなう相談業務について必要なスキルについて考えてみましょう。

社会福祉士とは?

社会福祉士は1987年に三大福祉士(社会福祉士・精神福祉士・介護福祉士)と、ともに誕生した医療・老人福祉・障がい者福祉の福祉全般の相談援助を仕事とする専門職です。

社会福祉士の役割とは

社会福祉士は「児童福祉」「障がい者施設」「高齢者福祉」など、障害などを持った方や「生活保護」の相談を通して、援助・助言・指導などをおこないます。それらを総称してソーシャルワークと呼びます。

ソーシャルワークの考え方?

相談援助をおこなううえで、相談を聞いてその人にあった解決策は何かを一緒に考えて、課題解決につなげることがソーシャルワークの大切なことです。

高齢者や障がい者が問題解決のためのサービスを利用する際の手法として、公的な機関以外(インフォーマルサービス)がおこなう地域資源、例えば家族・地域の自治会や近隣住民・知人・民生員・ボランティア団体・NPO団体などを有効活用して、支援援助につなげる役割があります。

しかし、高齢者や障がい者で在宅サービス利用者の場合、要介護度が上り在宅での介護が困難になった際、家族の希望などを聞いて、在宅での介護が難しいなどの理由で高齢者施設や障がい者施設(フォーマルサービス)などの施設サービスへの入所を提案したり、施設や行政との橋渡し役もおこないます。
 

社会福祉士に必要なスキル

1.コミュニケーション力
社会福祉士が最初におこなうのは、「病気」「高齢者」「障がい者」「生活困窮者」などの相談を聞くことから始まります。相談に来る人もさまざまであり、相談の内容もいろいろです。

最初の面談では、相談者もなかなか緊張して話がうまくできないものです。相談相手が話しやすいように世間話や笑顔での対応も必要でしょう。そのため、「コミュニケーション力」が重要となります。

本題では、その人が今「何に困っているのか」「どんな問題を抱えているのか」を相手の話を聞きながら、「相談者の問題点をよく聞いて支援につなげる」必要があります。

2.相手の立場になり悩みを共有する
相談を受ける場面では、相手の悩みや困っていることを聞いたうえで、相手の立場や気持ちを理解して、一緒に問題解決のための方法をみつけていくことが大切です。

3.他職間との連携
相談の内容によっては、社会福祉士が「医療機関・高齢者施設・福祉施設」などのほかの職種「医師・看護師・理学療法士」などとの情報共有や連携が、必要になる場合もあります。相談援助をするうえで、必要に応じて各機関や他職種につなげる役割も、社会福祉士には求められてきます。

まとめ

少子高齢化や生活困窮者の問題が多様化する現代において、人々が抱える問題もさまざまで、社会福祉士の対応する事例も複雑になっています。今後、社会福祉士に寄せられる期待や必要性も大きくなっていくはずです。

社会福祉士としての活躍の場をお探しの際には、ふくしごとジャーナルまでお気軽にお問い合わせください。