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認知症介護実践者

認知症介護基礎研修について ~患者さんとその家族に寄り添そう~

認知症と言えば、高齢になってくると発症する疾患ですが、最近では若年性認知症も少なくありません。もしも、身内や知人に認知症を発症したら、これから先、お互い不安な気持ちでいっぱいになるでしょう。そんな患者さんおよびその家族が、幸せに生活できるようにサポートすることが介護職の仕事です。今回は、認知症介護基礎研修についてご紹介していきます。

認知症とは?

認知症介護基礎研修についてご紹介していく前に、認知症についてまとめてみました。
認知症とは、1度成長した脳組織が、何らかの原因で壊され、損傷前にあった知能を中心とする精神機能が低下した状態のことをいいます。

認知症の主な症状に、知的症状や自発性の障害、感情の変化、性格の変化、その他運動機能の低下や妄想・幻覚・興奮・暴行・暴言・徘徊行為などが見られます。

認知症の種類については、「アルツハイマー型認知症」や「脳血管性認知症」、「レビー小体型認知症」の三大認知症や「前頭側頭型認知症」があります。

その中でも、アルツハイマー型認知症は女性に多く、脳血管性認知症は男性に多い疾患です。原因については、解明されていないものから頭部外傷によるもの、アルコールや薬物によるものなどがあります。

認知症介護基礎研修とは?

認知症介護基礎研修は、認知症介護に携わっている介護職員に受講資格がある資格です。経験が浅めの方向けの研修になっているため、所有資格は特に問われません。

認知症に関する基礎知識や技術について、講義と演習を通して学びます。修了試験などは特にないので、全てのカリキュラムに参加すれば修了することができます。
カリキュラムについては以下の通りです。

〇 認知症の人を取り巻く現状
〇 認知症の人を理解するために必要な基礎知識
〇 具体的なケアを提供するときの判断基準となる考え方
〇 認知症ケアの基礎的技術に関する知識
〇 認知症の人との基本的なコミュニケーションの方法
〇 不適切なケアの理解と回避方法
〇 病態・症状などを理解したケアの選択
〇 行動・心理症状(BPSD)を理解したケアの選択と工夫
〇 自事業所の状況や自身のこれまでのケアの振り返り

資格を取得するメリット

認知症介護基礎研修は、認知症ケアの第1ステップです。この資格を取得していればさまざまなメリットがついてきます。例えば、

・正しい知識を学べる
・疾患を正しく理解することで、本人やその家族の気持ちにもっと寄り添いやすくなる
・スキルアップに繋がる
・就職や転職に有利になる

まとめ

認知症は年齢に関係なくかかりやすい疾患です。だからこそ、疾患にかかってしまった患者さんやその家族を十分にサポートできるようにするためには、認知症について正しく理解することが大切です。そうすることで、お互い信頼しあえる間柄にもなりますし、仕事にやりがいを持ってできることでしょう。

介護士として活躍の場をお探しの方は「ふくしごとジャーナル」までお気軽にご連絡ください。

訪問介護で活躍が期待される生活援助従事者研修~生活援助専門のホームヘルパー~

訪問介護事業所においてホームヘルパーとして働くために、新しく研修制度が2018年4月に導入されました。その名称は、「生活援助従事者研修」と言いますが、どのような制度なのでしょう?目的や内容・メリットについて解説しましょう。

「生活援助従事者研修」で何ができるの?

在宅サービスに位置付けられている訪問介護事業所から、ホームヘルパーが高齢者や障がい者の自宅に行き、食事の調理、配膳・洗濯・生活用品の買い物・薬の受け取りなどの身の回りの世話をおこなうことを「生活援助」と言います。

「生活援助従事者研修」を受講することで、生活援助サービスに限りホームヘルパーの仕事に就くことができます。なお、身体介護サービスや通院介助は、利用者に直接触れる介助なので、初任者研修以上の資格が必要となります。

創設の目的とは?

1. 介護現場の人手不足を解消するため、介護に携わる人材の底辺を広げ介護の仕事に興味を持ってもらう。

2.「生活援助」だけでなく、「身体介護」も可能な介護初任者研修以上の資格を目指す人材の育成。

研修受講のメリット

・研修のカリキュラムは介護初任者研修の内容と同じですが、さらに「介護初任者研修」を受講する場合は、研修時間が59時間免除されます。

・研修を修了することで介護の基本的な知識を学び、高齢者や認知症、障がい者についての理解を深めることができます。

・研修を修了することで、生活援助のホームヘルパーとして即戦力となります。

・「生活援助従事者研修」を終了することで、訪問介護事業所の人員配置基準の人数に換算されます。

生活援助からのスキルアップ

介護の仕事の感想としてたまに聞くことがある、「利用者の身体に触れることが怖い」と思っている人でも、生活援助の掃除や調理・洗濯だけですので、家事のベテランである主婦や介護の未経験者でも短期間の研修で容易に仕事をすることができます。

また、ホームヘルパーの仕事をしている間に慣れてくると、生活援助だけでは物足りないと身体介護ができる、初任者研修以上の資格を目指すようになることもあるでしょう。生活援助よりも身体介助の方が時間あたりの単価が高いので、スキルアップすることで賃金アップも望めます。

まとめ

在宅サービスの中でも1番利用されているのが訪問介護サービスです。「生活援助従事者研修」の新設で、ホームヘルパーとして活躍して人材不足解消につながることが期待されています。

介護士としての活躍の場をお探しの際には、ふくしごとジャーナルまでお気軽にお問い合わせください。

認知症・愛ある家族への介護支援

認知症を患っている家族を支えるため、介護する家族の心境はどうなのか、介護の仕方もわからない状況で抱える大きな不安。介護する家族のとまどい。認知症になるはずがないという心理的な否定で、誰にも相談が出来ないことから、強い孤独感を感じてしまいます。

次第に家族は混乱してしまい、精神的、肉体的にも疲労を感じ介護を拒絶してしまいたくなります。介護をしなくてはいけない家族が混乱、拒絶を繰り返しているだけだと認知症の症状は悪化するばかりです。介護者のためにもなるどのような介護サービスがあるかなど紹介していきたいと思います。

■まず介護者自身が認知症の病状を学び理解することが大切

認知症とはどのような症状が現れるのか、介護者自身理解しておかなくてはいけません。認知症ご本人は事実を伝えているのですが、すぐに忘れてしまうので何度も繰り返し言います。介護者が認知症を深く理解することで、認知症ご本人も進行がゆっくりと安定した印象になります。

認知症の患者の介護をしていることを周囲の方に知らせることで、介護を一人で抱えることはないという点をご家族に伝えていくことが大切です。

■家族にも認知症介護を支える方々を知ってもらう。

認知症の介護は、家族だけで対応することはできませんし、たとえ専門知識を有している専門職あっても、認知症から発生する様々なことへの対応を単独ですることはできません。そのため様々な介護にかかわるスタッフが、患者さんとその家族をバックアップすることを理解してもらうだけでも、安心感につなげることができます。

◎認知症介護にかかわる介護スタッフ
・ケアマネジャー:介護の方針を決める多くの役割
・ヘルパー:訪問介護士
・訪問看護師:お薬をセットしてくれます
・薬剤師:お薬処方
・作業療法士:手足の不自由な患者さんのリハビリを担当
・在宅医療:24時間体制で医療を行う病院
・民生委員:地域住民の相談
・ご近所

家族が認知症だと周囲の方にも伝えることでたくさんのアドバイスが受けられます。ご近所の方へもその理由を理解してもらうと、何かあった時には介護する側も安心です。また同じ状況で介護をされているご家族とも知り合えて、心のケアのきっかけにもなります。まずは地域の事情をよく知る民生委員などに相談していくことから始めてみましょう。

■介護にはそれなりにお金も必要になります。

公的補助金制度など認知症の患者さんをサポートする金銭的な制度があります。介護保険をはじめケアマネジャーへ相談するといいでしょう。

■まとめ

認知症の介護は、周囲のみなさんに認知症だという事実を前もって伝えておくとことで理解してもらえ安心して介護が出来ると思います。認知症ご本人はこれまでの記憶も失い、何をしてもらったのかも忘れてしまいます。これからも患者さんの病状を理解し、隣で支えてあげてください。何よりも家族のそばにいることが安らぎの場となるでしょう。

認知症介護実践者の資格を持ち、力を発揮できる職場をお求めの際には、ふくしごとジャーナルまでお気軽にご相談ください。

認知症の方の介護とストレス対処法とは

認知症は高齢者の方が発症しやすく、それは現代医学で治療するとしても、治療法は未開の領域です。このため認知症の介護をしているうちに、どうしてもストレスがたまります。今回は、認知症の方の介護とストレスの対処についてお話しします。

■認知症とは

認知症はある日突然発症することが多く、医学的にも不明点がり、人によってその程度に大きな開きもあることから、病気というより症候群として扱われています。

◎認知症の原因とされる種類
主にアルツハイマーと脳血管性によるものです。前者は海馬などを中心としたもので、後者は脳梗塞や脳出血によるものです。このほか、レビー小体は特殊体質故に脳神経が死んでしまいます。

◎認知症の特徴の種類
原因となっていることが予測される脳の部位において、認知症としての特徴が異なります。主に中核と周辺症状に原因があり、前者は神経細胞の破壊し、記憶障害などの原因となり、後者は脳障害によるもので、精神症状や異常な行動などの原因となっています。

■認知症介護はチームワークで

実際の介護は家族全員の協力が必要となるため、分担しながら行うと負担が減り、家族の状況によってはデイサービスセンターを活用してバランスよく介護する事も、無理なく出来ます。

自宅での介護が困難な場合は、施設入りを提案するのも手です。家庭介護やデイサービスとの併用、そして施設への入所と介護の選択肢が広がることでしょう。なお、介護期間は個人差こそありますが平均6~7年程度を基準としますが、長期戦を確保せざるを得なくなります。

こうして認知症の患者さんを介護する事になりましたが、家族の皆さんに待ち受けるのは果たして何なのでしょうか?

■認知症介護ストレスのこと

介護をしているうちにストレスは溜まり、それを放置するとお互いの為になりません。

ストレスの傾向としては、戸惑いや混乱、それに怒りや否定へと進む事によって「なんで自分は認知症なんだ」と患者さん側のストレスとなります。

また、看病する側はその患者さんに怒りの矛を向けられたり、つながりを断絶させられることがストレスとなっていく事でしょう。この段階になったら、互いに共感しながら認知症であることを理解し、家族会などに加わることにより交流することが重要です。情報や意見、悩みなどを共有しながらも、時には肩の力を抜くことです。

基本的に認知症は割り切ってその状況を受け入れることが大切で、それが進行した場合は治療をするのではなく、認知症とお付き合いしていく事により共に生きることが、ストレスを感じない付き合い方の一つです。介護は無理に頑張らず、ゆっくりゆったりと自分のペースで介護をする事により患者さんや自分に優しくしながら笑顔で接することです。

もし、ストレスが溜まったら周囲の方々に愚痴をこぼしたり、場合によっては弱音を吐いてみるといいでしょう。似た境遇の方々も同じ愚痴や弱音を共有する事が出来ます。最後は、どのような症状にも必ず終わりがあり、その時を迎えるまで患者さんや自分自身がお互い素敵な日々を送ることが大事です。
                          

■まとめ

認知症の介護でもストレスはためていけないものですし、お互いの為になりません。認知症介護は、お互い笑顔に接することが基本的な方法です。福祉系の仕事志願の方は、ふくしごとジャーナルにご用命ください。

認知症介護の現状を把握する

核家族化が進み、地方だけではなく都会でも深刻な問題につながりつつある、日本の高齢化社会問題。日本の場合、単なる高齢化にとどまらず、海外と比べ高齢者における認知症貫地谷の占める割合が比較的高いことが、浮き彫りとなっています。

■まずは知るべき、老老介護と認認介護の問題

~老老介護~
現在、高齢化社会なので65歳以上の高齢者が多く、65歳以上の高齢の夫を高齢の妻が介護すること(その逆)や、65歳以上の子供がさらに高齢の親を介護するなどが現状にある。この様なことを「老老介護」と言われており、介護生活を象像する姿そのものです。

~認認介護~
認認介護とは、認知症要介護者が互いに介護しあうことを言います、この介護は事故か起きやすく危険な介護となるので推奨できません。簡単に言うと、介護する方、される方、双方か介護を必要とする当事者ということになるので、会話、質問、操作などに認知症障がいが影響してしまい、覚えていない、間違っているなどといったことがおこってしまうからです。

■認知症障がい者が増える

認知症高齢者数は平成24年では462万人、65歳以上の高齢者の7人に1人が認知症であるとなっていましたが、平成37年には65歳以上の高齢者の5人に1人が認知症と診断されるのではと予測されています。実際すでに出生率の低下とともない急速な高齢化社会が進み、高齢者及び認知症障がい者の人口における割合が増加傾向にある原状があります。そういった社会的状況を踏まえ、認知症介護の現場においてより的確な対応をする人材を育成するため、認知症介護実践者研修が設けられ、各都道府県にて実施されています。

■認知症介護関連の研修から見る認知症介護の重要度。

介護の現場において介護職員に求められる知識やスキル向上のため、様々な研修がありますが、認知症介護の現場では、通常の介護研修以上に細かくステップアップできるよう研修が組まれています。

◎認知症介護基礎研修
◎認知症介護実践者研修
◎認知症介護実践リーダー研修
◎認知症対応型サービス事業管理者研修
◎小規模多機能型サービス等計画作成担当者研修
◎認知症対応型サービス事業開設者研修
◎認知症介護指導者養成研修

どうでしょう、ちなみに介護職につくためだけであれば、以下の研修だけになります。

◎介護職員初任者研修
◎介護職員実務者研修

比べてみるだけで一目瞭然。同じ介護の現場であっても、認知症介護の現場においては、通常の介護職以上に、よりきめ細やかな対応が求められている現状があることを理解できるのではないでしょうか。

■まとめ

このような認知症介護の現状を踏まえると、認知症ケアに精通した専門職の重要性は、高まることはあっても低くなることはありません。認証介護についてより詳しい情報が必要な際には、ふくしごとジャーナルまでお問合せください。

履歴書でも効果を発揮!! 認知症介護実践者研修

認知症介護の知識と実践的な技術習得を目的とした認知症介護実践研修は、介護の現場で活躍している介護職員を対象とした資格ですが、国家資格ではないことから、履歴書で効果を発揮できるかどうか、よくわからないといった声が聞かれます。
認知症介護実践研修は介護現場における就職・転職においてどういった必要性があるのかまとめてみました。

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認知症介護実践者研修の報告書の書き方

○認知症介護実践者研修とは?
認知症介護実践者研修とは、認知症介護に関する、より実践的な知識や技術を身につけることを目的とした研修として知られています。
認知症介護実践者研修を受講する目的はスキルを身につけるだけではなく、実務においても以下の役職に就く場合においては、この研修を修了しておく必要があります。

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認知症介護実践者研修とは?

2015年より厚生労働省は「新オレンジプラン」と呼ばれる認知症施策を発表しています。その基本指針となっているのが「認知症の人が、自分らしく暮らし続ける」ことであり、認知症の人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域の良い環境で暮らせるような取り組みが行われています。家族だけではなく、地域として認知症の人が住みやすい社会を作ることが注目されているわけです。地域としての取り組みを後押しするものとして、各都道府県が主催する認知症介護実践者研修という介護職員に関係する研修があります。どのような研修なのかご紹介したいと思います。

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