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6月 2019 - ふくしごとジャーナル

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言語聴覚士の定義と仕事内容とは?

みなさんは、言語聴覚士をご存知ですか?主に「理学療法士」「作業療法士」と同じ、リハビリに関係する職業の一つという認識ではないでしょうか?この職業も、国家資格を有していないと、就業することができません。では、具体的にはどのような仕事内容なのかみていきましょう。

言語聴覚士の定義とは?

日本において言語聴覚士は、1997年に制定されました。「理学療法士」「作業療法士」と並ぶ、国家資格を有していないと就業できない仕事の一つです。

英語表記で、「Speech-Language-Therapist」と呼ばれています。具体的には「話す、聞く、食べる」といったことに不自由のある人に対して、言語能力や聴覚能力などを回復させるためのリハビリなどのサポートを行う仕事です。

どんな仕事内容でしょうか?

言語聴覚士は、文部科学省または厚生労働省が指定する養成機関で学びます。この職業は、
高い専門性を要します。学校で言語聴覚士を養成するためのカリキュラム規定を修了して、一般教養と言語聴覚障害の専門的な知識や技術を習得するのです。

卒業する前に国家資格試験を受けます。合格すると厚生労働大臣より、免許が交付されます。そして、有資格者として言語聴覚士名簿を登録します。そうすることによって晴れて、言語聴覚士として、医療機関や福祉などの現場に就職ができます。

どのような障害者を対象者としているのか?

言語聴覚士が支援する障害は、おおまかに3つに分けられます。

◎ことばの障害
◎聴覚障害
◎食べる機能障害(摂食・嚥下障害)

【ことばの障害とは?】
具体的に言葉の障害とはなんでしょうか。過去の経験で習得していた言語能力(言葉を理解する「話す、読む、書く」)が失われたり低下するなどの、脳機能障害を指します。また、
言語発達遅滞(知的障害・自閉症など)が起こることにより、子供の時に言葉やコミュニケーションの習得に、同年齢の子供に比べて遅れが生じたりします。

その他に、正しく発音ができにくい「構音障害」があります。声の高さや大きさ、イントネーションや速さに異常が出てくることにより、言葉が円滑に出てこなかったり詰まったりするなどの特徴があります。

【聴覚障害とは?】
「高齢、病気、怪我」により、聞こえが悪くなる場合があります。具体的には、非常に聞こえが悪ければ周囲の音が聞こえないため、生活がしづらくなります。それによって、時には危険な目に遭遇することもあります。その他に、大きな音がきこえる状況であっても、ある状況や音量によっては会話がうまく理解できなかったり、日常生活に影響が出てしまうこともあります。

子供は、乳児期から周囲の大人の話を聞いたり、コミュニケーションを取ることなどを通して言葉を覚えていきます。ですが、生まれつき耳の聞こえが悪い状況によって、言葉の習得が遅れることがあります。

ここでの注意点は、聴覚障がい者であったとしても、適切な支援や指導があれば、言葉の代用としてコミュニケーション方法の習得が可能だということです。

【食べる機能障害とは?】
病気などが原因で、食べ物を飲み込むことなどが困難になる障害です。うまく飲み込みの処理ができずに、むせてしまったり気管に入ることにより、肺炎などを引き起こすことが考えられます。

まとめ

怪我や病気といった様々な原因で「言葉、聴覚、食べる」といった点に、障害のある方たちを支える仕事を「言語聴覚士」といいます。今後も、「言語聴覚士」の役割は重要になっていくことでしょう。

言語聴覚士としての活躍の場をお探しの際には、ふくしごとジャーナルまでお気軽にお問い合わせください。

介護福祉士の登録と住所変更

介護福祉士の養成学校などを卒業し、国家資格に合格しただけでは「介護福祉士」を名乗ることができません。合格した後に登録申請をする必要があります。今回は、「介護福祉士」の登録申請の方法や住所変更・各種の変更手続きについて説明していきたいと思います。

登録申請書に必要なものとは

・収入印紙9,000円
・登録手数料・指定金融機関で3,320円を「振込払込受付証明書」申請書に貼り付けます。
・介護福祉士養成校などの卒業・修了証明書・養成校修了者のみが提出が必要です。
・戸籍証明書類・日本国籍の場合は本籍を記載した証明書か戸籍の個人事項証明書、外国籍の場合は、中長期在留者特別永住者は国籍等を記載した住民票、短期滞在者はパパスポートなどの書類を1通、どちらもコピー不可で原本を提出することになっています。

登録申請の方法

合格した後の登録申請に提出が必要な書類や手続きを確認してみましょう。登録申請をおこなった後、必要書類を簡易書留にて公益財団・社会福祉振興・試験センターに郵送して審査を受けます。下記に申請の方法を紹介しましょう。

①登録申請書に必要事項を記入、現金振込証明書を貼付して郵送します。

②社会福祉振興・試験センターにて審査して、介護福祉士登録名簿への登録手続きをおこないます。

③本人宛に登録証の交付証が郵送されてきます。

住所が変わった場合の変更届けについて

介護福祉士の現住所だけの変更は、住所変更届を社会福祉振興会・試験センター登録部に郵送します。

・区画整理等により番地などの変更があった場合も住所変更届の提出が必要です。
・市町村合併による変更の場合は、提出は不要です。
・住所変更届の場合、新しい交付証や登録完了の連絡は、ありません。

その他の変更届

氏名や本籍地の都道府県の変更(日本国籍でないものは、その国籍)は、登録事項変更届で手続きをおこないます。さらに登録を紛失した場合や汚損・登録証の再交付・住所変更も同時におこなうことができます

なお、各種変更届は社会福祉振興会・試験センターのホームページから、所定の変更用紙をダウンロードして変更手続きをおこないます。

まとめ

介護福祉士資格の登録申請の手続きが完了し、登録証が交付され郵送されてきて初めて介護福祉士を名乗ることができます。新卒で就職する際には、登録申請には期限はありませんが遅くなると資格手当などがもらえなかったり、不利益になることがあります。国家資格の合格後には、速やかに登録申請をすることをお勧めします。また、住所などが変わった場合も変更届を忘れずにおこないましょう。

介護福祉士としての活躍の場をお探しの際には、ふくしごとジャーナルまでお気軽にお問い合わせください。

言語聴覚士が抱える問題と対処法~やる気を引き出す手法とは?~

病気やケガまたは、脳血管障害などが原因で失語症になり「話す」「聞くこと」「書くこと」「読むこと」が難しくなったなどの障害を持った患者さんのリハビリをおこなうため、どの様な関りをしているのでしょうか。失語症の事例を通して、リハビリをおこなう際の言語聴覚士が抱える問題や対応方法について考えてみましょう。

失語症による心理状態と問題

失語症などの障害になった場合、急なことでショックが大きく、なかなか立ち直れないものです。自分の障害を受け入れるまで、長い時間と周りのサポートが必要になります。また、言葉が話せないことで、相手に自分が言いたいことや気持ちが伝わらない、意思の疎通がうまくとれない「もどかしさ」から、「イライラ」したり自己否定したりすることもあります。

失語症は話すことに障害が生じ、話し相手とのコミュニケーションがとるのが困難だということで、患者さんにとっては精神的や身体的にもとても苦痛を感じるものです。

リハビリに対する意欲が低下した患者さんへの対処法

患者さん本人は、自分の障害を受け入れることができずに、リハビリに抵抗を感じている方に対して、言語聴覚士はどのように患者さんにやる気を起こさせ、意欲を高めるための取り組み方をおこなっているのか紹介しましょう。

【対処法1】本人にリハビリの内容を理解しておこなう
患者さんの心身の状態を評価して、本人にあった無理のないよう長期的な目標を設定して、患者さんにもリハビリの必要性や訓練のプログラムの内容を理解してもらい実施します。

【対処法2】言語聴覚士と他職種の連携
リハビリの成果は、なかなか短期間では出ないのです。患者さんも焦ってリハビリへの意欲をなくすこともありますが、言語聴覚士以外の家族や看護師・作業療法士・理学療法士などと連携をとりながら、励ましフォローすることで本人のやる気を引き出すことが大切です。

【対処法3】信頼関係の構築
言語聴覚士がいくら評価に沿った良いリハビリを実施していても、うまくコミュニケーションがとれないと言語聴覚士に対してや訓練への不満、不信感が生じて、意欲低下につながりかねません。リハビリをおこなう際に最も重要なのが、患者さんとの信頼関係でしょう。

まとめ

言語聴覚士はリハビリをするうえで、さまざまな困難な事例もあることでしょうが、障害のある患者さんと向き合い、寄り添いましょう。時には患者さんが焦り、投げやりな態度をとることもあると思いますが、辛抱強くコミュニケーションをとりながら理解してもらい、精神的な支えとなってリハビリを継続していくことが重要です。

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社会福祉士の国家試験・難しい科目

仕事と両立しながら、社会福祉士の受験勉強をしている方も多いのではないでしょうか。
合格を目指して、日々頑張っていることでしょう。今回は、社会福祉士の難易度や難しい科目について考察してみましょう。

社会福祉士とは?/h2>
社会福祉は福祉系の三大国家資格(社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士)と呼ばれていて、「名称独占」の資格です。おもに高齢者・障害者・生活困窮者の相談業務をおこなっています。そのほとんどは、行政である市町村の役所・地域包括センターであり、そのほか病院・クリニックなどの医療機関・高齢者施設・障害者施設で働いています。

社会福祉士の国家試験の内容

試験出題科目は18科目と広範囲であることが特徴です。150問題で各科目60%以上の得点が合格の条件となっています。

三福祉士の難易度は?

ここ10年の平均で各資格の合格率をみてみましょう。また、試験の出題数や試験時間も参考にしてください。

        合格率   出題数   試験時間
社会福祉士  =約30%   150問   240分(午前2時間・午後2時間)
精神保健福祉士=約60%   163問   275分
介護福祉士  =約65%   125問   110分

ちなみに余談ですが、国家資格(民間資格)ではありませんが、福祉系の資格で試験の難易度が高いのが介護支援専門員=約20%です。

試験の出題科目

平成31年第31回の国家試験に出題された問題を参考に紹介しましょう。

・人体の構造と機能及び疾病(7問)
・心理学理論と心理的支援(7問)
・社会理論と社会システム(7問)
・現代社会と福祉(10問)
・地域福祉の理論と方法(10問)
・福祉行財政と福祉計画(7問)
・社会保障(7問)
・障害者に対する支援と障害者自立支援制度(7問)
・低所得者に対する支援と生活保護制度(7問)
・保健医療サービス(7問)
・権利擁護と成年後見制度(7問)

社会福祉士の国家資格は難しいのはなぜ?

三福祉系の国家資格の介護福祉士や精神保健福祉士と比較して出題される分野が18科目と広範囲であり難易度が高いのが原因と考えられます。

まとめ

社会福祉士の試験は、18教科という広範囲で出題されるために、とても難易度の高いものだといえます。受験対策は、仕事との両立で勉強をしている方も多いことでしょう。受験対策は、隙間時間の利用も効果的だと思います。1教科ずつを暗記しながら出題傾向を知るため、過去問を参考にしながら早めの受験勉強と自分の苦手な科目を克服することが、合格への近道でしょう。

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理学療法士の臨床実習で重要な評価

理学療法士になるためには、理学療法に関する知識や技術を学ぶことが必要です。今回は、大学や養成校でさまざまな知識や実技を学んだ教科を活かしておこなう評価実習について考察していきましょう。

臨床実習の内容について

大学や3年制の養成校ですと、臨床実習は2年次からはじまり、卒業までに18週間と長期に施設や病院での実習となります。下記に4年制大学での実習について紹介しましょう。

・臨床実習1(見学実習)
病院や施設での実習では、現場でスーパバイザ―の指導を受けて理学療法士が必要な基本的な知識や技術を学ぶのが目的です。患者さんに対して、評価するための面接方法・検査・理学療法士がついてリハビリの体験学習を行います。また患者さんをはじめ、看護師や他の他職種とのコミュニケーション方法なども学びながら、医療人としてのマナーやモラルも習得します。

・臨床実習2(評価実習)
理学療法士に限らず、作業療法士や言語療法士などでもリハビリをおこなう、初めの段階が評価となります。臨床実習2では、主に実践的な評価方法を学びます。リハビリをおこなう対象者の障害をみて情報収集をして、課題分析・評価をおこない、それに対する理学療法計画のプラン作成をおこなうことを目的としています。  

・臨床実習3(総合臨床実習)
これまでの臨床実習1,2で習得した知識や技術をもとに、リハビリ対象者の問題を把握し理学療法プログラムの立案から作成、実践をおこなうことでゴールを目指す。また、リハビリをチームとしてのアプローチを実践して、連携した理学療法の問題解決のプロセスを学ぶことが目的です。

臨床実習で大切なこと

・実習先では、決められた規則や時間を守りましょう。
・理学療法士を目指すうえで医療人としての身だしなみが適切であること。
・リハビリ対象者やその他職員に対して、挨拶や言葉遣いに配慮しましょう。
・リハビリ対象者を尊重しプライバシーの配慮に心がけましょう。
・理学療法士としての役割について理解することを心がけて実習に臨みましょう。
・リハビリ対象者との信頼関係を築くことを心がけ接しましょう。
・理学療法士としての知識・技術の向上心・探究心を深める心構えが必要です。
・実習レポートの提出は決まった時間や期日を守りましょう。

実習先はどこでおこなうの?

実習場所は、大学や養成校などによって異なりますが、介護施設、主に介護老人保健施設や通所リハビリテーション・病院の急性期・回復期・慢性期病棟など・整形科やクリニックなどで行います。

いろいろな実習先を体験し学び、さまざまな患者さんと触れ合うことで、教科書などで学んだこと以外の臨床事例を経験することになります。学校を卒業して、就職したときにさまざまな実習先で学んだことが、今後の自分の目指す道や就職先を選択する機会となります。

まとめ

理学療法士の評価実習で大切なことは、大学や養成校で学んだ知識や技術を、実際の現場で患者さんに対して正しい評価をしてリハビリを実践することです。臨床実習は1段階から3段階まであり、評価実習は臨床実習2で学びます。臨床実習3では、評価実習を再確認しながらより深く総合的に学びます。理学療法士の臨床実習において対象者を評価することは、理学療法をおこなううえで重要なポイントとなることでしょう。

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理学療法士と法律の関係

臨床の現場では様々な意思決定の場面に遭遇します。意思決定をする時、法律や病院の規則に基づいて行うこともあれば、上司のアドバイスなどに従いながら処理をしていくこともあるでしょう。法律が理学療法士の行為にどれほど関与していくのか、気になるものです。

理学療法士と倫理

法律は遵守すべきことですが、例えば、医師の指示書が患者の状態にそぐわない場合、理学療法士はどのように対処すべきでしょうか。

理学療法士は理学療法士及び作業療法士法2条3のもと医師の指示が前提で作業を行うことになります。

そうなると、指示書に基づいてリハビリテーションを行ったが、効果が上がらず、患者も理学療法に対するやる気をなくしてしまった場合、医師の出した理学療法の指示内容に疑問を感じても、患者へのリスクなどがあきらかでなければ、指示された内容のリハビリテーションを継続することもあるでしょう。

しかし、もし患者に骨折等の危害を生じさせるようなリハビリテーションの指示があった場合、安全性の観点から医師に確認を行うのは問題のない行為です。

理学療法士業務指針の「医師の指示に関する事項」には「理学療法士は、疑義がある点について医師に確認を求めるものとする」とあります。

業務指針とは、国が定めた法律ではないので法的強制力はありませんが、法律上の義務以上の内容が盛り込まれています。

臨床の現場において、リハを行う患者の健康の回復や維持、症状緩和のために医療は行われ、理学療法士はそのために持てる知識と技術を提供しなければいけません。

医師の指示ではリスクを伴うような対応をしてしまうと、それこそ、使命感のない仕事をすることになります。法律で明記されていない「配慮」をすることが、理学療法士に求められることでしょう。

理学療法士と注意義務

法律上、ある行為をする時には一定の注意を払う義務が要求されます。これを「注意義務」といいます。では、理学療法士は、医療の現場ではどれくらいの注意義務が求められているかというと、「診療の補助」として位置づけられはしますが、業務の範囲内において、理学療法士も医師と同じように最高レベルの注意義務を負うと考えておいた方が良いでしょう。

仮に裁判になった場合「気を付けてはいたのですが」というようなレベルの注意ですと、過失(注意義務違反)が認められる可能性もあります。

また、運動療法(可動域訓練)は、開始時期や実施方法などが注意義務の焦点になるかもしれません。運動療法は経験によるもの中心ではなく、ガイドラインといった標準治療を中心にプログラムを構築する方が良いでしょう。

もちろん、ガイドライン通りに治療できない人もいると思われますが、そういったガイドラインから逸脱した治療を行う場合は、なぜその治療を選択したのかを合理的・客観的に説明できることが重要になります。

まとめ

法律は、最小限の倫理を規定したもので、その枠では解決できない対応が求められた時には、現場の適切な判断に委ねられます。法令が定めていないところは気にしなくても良いということではなく、法令の求める以上の配慮を行うよう心掛けたいものです。

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社会福祉士に必要なスキルとは?

社会福祉士はさまざまな病気や障がい者・生活弱者や、または、いろいろな理由で日常生活に支障をきたした人の相談援助などをおこない支援につなげる専門職です。ここでは、社会福祉士がおこなう相談業務について必要なスキルについて考えてみましょう。

社会福祉士とは?

社会福祉士は1987年に三大福祉士(社会福祉士・精神福祉士・介護福祉士)と、ともに誕生した医療・老人福祉・障がい者福祉の福祉全般の相談援助を仕事とする専門職です。

社会福祉士の役割とは

社会福祉士は「児童福祉」「障がい者施設」「高齢者福祉」など、障害などを持った方や「生活保護」の相談を通して、援助・助言・指導などをおこないます。それらを総称してソーシャルワークと呼びます。

ソーシャルワークの考え方?

相談援助をおこなううえで、相談を聞いてその人にあった解決策は何かを一緒に考えて、課題解決につなげることがソーシャルワークの大切なことです。

高齢者や障がい者が問題解決のためのサービスを利用する際の手法として、公的な機関以外(インフォーマルサービス)がおこなう地域資源、例えば家族・地域の自治会や近隣住民・知人・民生員・ボランティア団体・NPO団体などを有効活用して、支援援助につなげる役割があります。

しかし、高齢者や障がい者で在宅サービス利用者の場合、要介護度が上り在宅での介護が困難になった際、家族の希望などを聞いて、在宅での介護が難しいなどの理由で高齢者施設や障がい者施設(フォーマルサービス)などの施設サービスへの入所を提案したり、施設や行政との橋渡し役もおこないます。
 

社会福祉士に必要なスキル

1.コミュニケーション力
社会福祉士が最初におこなうのは、「病気」「高齢者」「障がい者」「生活困窮者」などの相談を聞くことから始まります。相談に来る人もさまざまであり、相談の内容もいろいろです。

最初の面談では、相談者もなかなか緊張して話がうまくできないものです。相談相手が話しやすいように世間話や笑顔での対応も必要でしょう。そのため、「コミュニケーション力」が重要となります。

本題では、その人が今「何に困っているのか」「どんな問題を抱えているのか」を相手の話を聞きながら、「相談者の問題点をよく聞いて支援につなげる」必要があります。

2.相手の立場になり悩みを共有する
相談を受ける場面では、相手の悩みや困っていることを聞いたうえで、相手の立場や気持ちを理解して、一緒に問題解決のための方法をみつけていくことが大切です。

3.他職間との連携
相談の内容によっては、社会福祉士が「医療機関・高齢者施設・福祉施設」などのほかの職種「医師・看護師・理学療法士」などとの情報共有や連携が、必要になる場合もあります。相談援助をするうえで、必要に応じて各機関や他職種につなげる役割も、社会福祉士には求められてきます。

まとめ

少子高齢化や生活困窮者の問題が多様化する現代において、人々が抱える問題もさまざまで、社会福祉士の対応する事例も複雑になっています。今後、社会福祉士に寄せられる期待や必要性も大きくなっていくはずです。

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介護福祉士に重要な5つの専門性

介護福祉士は、介護が必要な方の身の回りの世話や介助をおこなうことがおもな仕事です。では、介護福祉士に求められる専門性とは何でしょうか?今回は、介護の現場で働く介護福祉士の専門性について考えてみましょう。

介護福祉士に求められるもの

介護福祉士というと、ただ単に「介護」がメインであるとの考えが強く、オムツ交換などの排泄介助や入浴介助・ベッドから車いすへの移乗・移動介助などが仕事だと考えられてきました。

これまでの身の回りの世話をする仕事の内容から、高齢者や障がい者など、その人が望む本来の生活を支援したり、生活の質を向上できるような援助方法を一緒に考える必要があります。そのため、自立した生活ができるように指導したりすることも、介護福祉士の重要な役割となりました。

介護福祉士の専門性とは

1.自立支援
要介護者や利用者の自立支援はとても大切なことです。高齢者は加齢や要介護度が上がることでできないことが多くなってきますが、それでも、出来ることやその人の残存機能(残っている身体の機能)はあるものです。

例えば、足には力がはいらないが腕には力がはいる場合などは、ベッドから車イスへの移乗介助時、介助者は足をしっかり固定して力が入る腕を利用してもらい、介助者の首に手をまわして掴んでもらい、移譲させます。このように、ご本人の状態にあった自立支援やリハビリを考える必要があるのです。

本来なら介護者が全介助をすれば簡単ですぐにできることではありますが、介護福祉士が最も難しく力量が問われるのが自立支援だと思います。

2.観察力と気付き
日頃、利用者の介助をしていて「何か変だぞ、今日はどこか違うのでは?」という、いつもと違うことに気付くことが大切です。それは、いつも身近でお世話している介護福祉士だからこそ気づくことが多く、何気なくただ介助するのでなく、いつも良く観察することでその人の表情や態度、言葉を交わすことでも気づくことができます。

3.冷静な判断力
緊急時や急変の場合ですと、慣れていないと慌ててパニックになりがちですが、日ごろから緊急時や急変時のマニュアルに目を通して、緊急時の対応について訓練や想定をしておくといざというときに冷静な判断と対応ができることでしょう。

3.コミュニケーション力
介護職員間のみならず、利用者やその家族をはじめ介護福祉士はいろいろな人や他職間との連携をとるため、コミュニケーション力はとても大事なことです。5W1Hを基本に相手にしっかり話の内容を伝えることが重要です。

4.キャリアパスを目指す向上心
医療や福祉分野の知識を学ぶための研修や講習会への参加することで、いろいろな介護技術や最新の知識情報を得るためや介護福祉士のステップアップとして、最上級の認定介護士へのキャリアパスを目指していくことで、より高度な幅広い知識が蓄えられることでしょう。

まとめ

介護福祉士に求められる専門性とは、高度な医療知識や介護技術のほかに介護職以外の他職間や家族・利用者との連携・調整役としても重要な役割があります。また、現場においては介護職員スタッフが統一したケアができるように、中心的な役割を担い介護スタッフをまとめてリーダーシップを発揮することも重要な仕事となります。

介護福祉士の専門性で大切なことは、要介護者や利用者の尊厳を第一に考えて、その人が今、「何を望んでいるのか」「その人らしくどう暮らしていきたいのか」の思いを聞いて、「その人の生きがいづくりのお手伝いする役割」ではないでしょうか。

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保健師の役割と必要性について

保健師とは、人々の病気や心身の健康面について予防をする専門職です。生活習慣病や乳幼児から高齢者までの予防医療に取り組んでいます。では、地域で活躍する保健師の必要性と役割とはなにかを考察していきましょう。

保健師の仕事とは?

保健師は、行政機関での窓口での健康相談や地域をまわり、母子の保健事業などで妊娠から出産、乳児の成長などの相談・養育指導・成人に対しては特定健診の保健指導を行います。高齢者に対しては、その家庭を訪問して家族からの介護サービスの相談に応じて、在宅が困難な場合は、医療機関や介護施設との連携や調整のサポートなども行います。

保健師は不足している

保健師の人数はまだまだ足りないのが現状です。産業保健師・病院保健師・学校保健師に比べ行政保健師は、就職するのに狭き門であるといったことも理由の一つでしょう。

現代日本社会の問題は多くあります。
・少子高齢化
・ニコチン
・アルコール
・薬物依存
・過労
・成人病
・生活習慣病
・うつ病
・いじめ
・自殺者の増加など

保健師が不足しているなか、上記のような社会問題によって保健師の重要性は年々高まりつつあるのです。

保健師の現状

複雑多様化する日本の現状では、いろいろな困難事例に対して、様々な対応が求められています。ストレス社会といわれている現代において、自殺予防や虐待問題などといった様々な問題にも対応していかなければいけません。しかし、現場の保健師は業務量が多く事務処理などに追われて、個別の対応ができない状況もあります。

高齢者の増加で保健師の必要性が増えた

高齢化や生活習慣病の増大は、医療費や介護保険費用が社会保険費用に占める割合は毎年膨らむ一方であり、団塊の世代が後期高齢者を迎える2025年には、日本の総人口に占める65歳以上の割合は30%を超えて、約3,500万人が高齢者という推計が厚生労働省から発表されています。

これは、何を意味しているかといえば少子高齢化で生産人口(15歳から64歳)が減少し、総人口の3人に1人が高齢者になるということです。国もその対策として、医療費の抑制や介護予防に力を入れる方向での施策をいろいろ実施しています。今後も増え続ける社会保障費に、保健師が担う予防医療の役割がとても重要となってきています。

まとめ

保健師の仕事は様々な問題が山積していて、現場の保健師はとても対応に苦慮していることでしょう。日々活躍している保健師の必要性は、地域社会の予防医療を通してとても重要な役割を担っていると思います。

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保健師が難関の公務員試験にチャレンジする理由とは?

保健師は地域で暮らす住民の健康予防のエキスパートとして、乳幼児から高齢者までと幅広い人々の健康にかかわる専門職の国家資格です。では、どのようにすれば保健師になることができるのでしょうか。保健師の国家試験の概要や難易度、試験の攻略法などを考察していきましょう。

保健師になるためには

保健師になるためには、「看護師免許」と「保健師免許」の2つの国家資格が必要になります。資格取得には、4年制大学に入学し看護師資格取得と同時した後、保健師の試験に合格することが必要です。また、看護師養成校を卒業して看護師の国家資格を取得した場合には、1年間の保健師養成校を出ることで、保健師の国家資格受験に臨むことが可能となります。    

行政保健師になるためには公務員試験をパスしなければならない

保健師の中で一番多いのが「行政保健師」です。公務員ということで給与や待遇面で安定しているため人気も高く、保健師全体の約8割を占めています。しかし、公務員のため試験に合格することが必要となってきます。

公務員試験とは?

行政保健師になるためには、保健師の資格以外にも公務員試験に合格することが必要となってきます。新卒で行政保健師を目指す場合、両方の勉強をしなければいけないため、相当ハードな勉強をクリアしなければいけません。そのためにも、余裕をもって早い時期から対策しなければいけないでしょう。
 

公務員試験の内容

①一般教養試験
学校で学んできた国語・数学・社会などから出題されます。

②専門試験
大学や養成機関で学んだ医療知識に加え、看護学・疫学・公衆衛生学などが出題されます。

③小論文
小論文は保健師が直接かかわる可能性のある時事問題などから出題されます。

④面接
面接でも時事問題を課題として取り上げられることが多いようですが、口述試験をおこなっている地域もあります。

尚、公務員試験の内容は、各区町村によって異なりますので、最寄りの地域の情報をインターネットなどで検索するとよいでしょう。
  

その他の保健師の働く職場とは?

・学校の保健室で、児童や教員の健康管理やメンタル相談を通して働く「養護教諭」
・企業の医務室や健康相談室で、従業員の心身の健康相談や健康診断をして、生活習慣病の相談や指導を通して生活指導などをおこなう「産業保健師」
・病院で働く「病院保健師」は院内感染予防や対策、病院受診者の病気の予防指導や退院後の健康指導・生活指導などをおこないます。

まとめ

保健師が「行政保健師」を目指す理由は、公務員として安定して長期的に働くことができ、基本的に週休二日制の日勤で定時に帰ることができるなどの利点ではないでしょうか。保健師を男女比でみると女性の割合が高く、子育てとも両立できることが人気の理由と考えられます。だからこそ、難関の公務員試験にチャレンジして「行政保健師」を目指すのでしょう。

保健師としての活躍の場をお探しの際には、ふくしごとジャーナルまでお気軽にお問い合わせください。