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5月 2019 - ふくしごとジャーナル

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2019年 5月 の投稿一覧

パラリンピック間近! 障害者スポーツに欠かせない 理学療法士の将来性を考える

2020年には東京オリンピックが開催され、その後パラリンピックが行われます。障害者スポーツの普及は著しく、機能回復への訓練というよりもスポーツ競技として行われるようになってきました。今回は、理学療法士とパラリンピックについて調べていきましょう。

理学療法士

理学療法士は医療従事者の一員であり、作業療法士 (OT)、言語聴覚士 (ST)、視能訓練士 (ORT) と共に、リハビリテーション専門職と称される国家資格です。理学療法は身体に障がいのある方に、治療体操や運動を行なう診療の補助業務です。加齢、事故などによる身体機能障害からの回復目的のトレーニングを行ない、脳卒中で後遺症のある者、運動能力の遅れがみられる新生児、循環器・呼吸器・内科・難病疾患を持つ人に、医師の指示により動作能力の回復を図ることを目的に、運動療法や物理療法を行うことです。

増加する理学療法士の需要

平成22年の日本理学療法士協会社会局調査報告書によれば、理学療法士の求人倍率は2005年から2010年までに3倍以上に推移しています。国家試験の合格者数や診療報酬改定などによって求人倍率の変動はありますが、理学療法士は多くの求人があり就職しやすい状況になっています。
2017年の調査では今後成長する職業として、医療や介護分野で欠かすことのできないものであると挙げられています。21世紀がAIやロボット時代と言われている中で、理学療法士の仕事を代替えすることは難しいとされています。理学療法士は将来的に安定しています。

主な就職先として、医療機関や介護施設で就職することが可能です。医療や介護において、リハビリテーションや理学療法士の仕事がなくなることはありません。対象世代が後期高齢者となって行くことで、医療や介護の必要性が大幅に増加しています。理学療法士の需要はさらに増える事でしょう。

パラリンピックとは

パラリンピックは、障がいのあるアスリートが出場できる国際競技大会です。夏季大会と冬季大会があり、オリンピックの開催年に同じ都市・同じ会場で行われます。1948年ロンドンオリンピックに合わせて、ルードウィヒ・グットマン医師が車いすの障害者によるアーチェリー大会を英国ストーク・マンデビル病院で開催したのが、パラリンピックの起源になっています。

パラリンピックという名称は、1964年の東京大会の際に使われるようになりました。もともと下半身不随の障害者による大会を原点としていたことから、下半身不随、両下半身の麻痺のことを「パラプレジア」と言い、「パラプレジア」の「パラ」とオリンピックの造語で「パラリンピック」という名称として名前が生まれました。

1988年のソウル大会で、正式な名称として国際オリンピック委員会(IOC)が承認しました。半身不随以外の障害者も大会に出場するようになったことから、今ではPara(沿う、並行)とオリンピックを組み合わせたもう一つのオリンピックという意味になっています。

パラリンピックの競技種目

障害者のある選手が行う競技となると、運動量が激しいものはあまりないと考えてしまいがちですが、中には車いすや専用マシンを操作して行う競技もあり、パラリンピックで行われる競技種目はオリンピックとほとんど変わりはありません。陸上、水泳はもちろん、柔道、卓球、フェンシングなどオリンピックと同じ競技が開催され、障がい者選手が繰り広げるプレースタイルが楽しめます。

陸上競技は、1960年の第1回ローマパラリンピックから行われています。100メートル競走やリレーなどのように競技場のトラックで行われる種目、走り幅跳びや砲丸投げなどのようにフィールドで行われる種目、マラソンのようにロード(道路を使用)の種目があります。2012年のロンドンパラリンピックでは、トラック種目で男女15種目、フィールド種目で男女12種目、男女マラソンの29種目の競技で行われています。

パラリンピックへの期待理学療法士の役割

下半身不随の障害者(脊髄損傷者)に対するリハビリテーションに、スポーツとして体力・健康回復の練習やトレーニング行ったことで、競技力向上、精神力の強化、仲間意識が生まれるなど、課題を克服したときの達成感による効果で障がい者の自立や社会参加につながりました。

パラリンピックで多くの障がい者にスポーツが支持され、障がいの種類、競技数、参加国数及び参加選手数が増加し、2020年に開催される東京パラリンピック競技大会には22競技4350人と170以上の国が参加するとされています。車いす障害者の選手で始まったパラリンピックは、切断、脳性まひや知的障がいの選手も含まれていくとともに、その競技性は回を重ねるたびに高くなってきました。

2001年にオリンピックとパラリンピック委員会が、オリンピック時にパラリンピック開催が記された合意文書が交わされたことで、パラリンピック主催国が、選手強化を実施し強豪国のメダル集中化が顕著になっています。 パラリンピックが大きく発展してきた背景には、理学療法士のかかわる内容が大きくあげられます。

一つが、先天性の障がい児の療育や事故後の障害者に対する身体運動の日常化であり、動きの習得と継続を支援することによって、人生に好影響があると考えられています。

二つ目に、パラリンピックスポーツの基盤であるクラス分けです。障害による筋力や可動域、中枢神経系障害運動の協調性を診断して、これを基にした競技力の区分であり医学的な資質が要求されます。

三つ目は、障害者スポーツ特有の車いすや義足などの使用で、その用具は日々進歩しています。特にスポーツ用義足は、男子走り幅跳びで8m24cmを記録するなど、オリンピックと比較しても劣らないものとなっています。スポーツ用義足は、選手の筋力や跳躍による強度形状の工夫、練習時のソケット部分改良など必要が生じます。このような、医学的資質要素を理学療法士は、スポーツを通して障がい者の社会参加や自立の支援を行う分野は幅広いと言えます。

2020年東京大会の成功を実現していくためには、大会組織委員会、東京都、行政、スポーツ界、財界が一丸となって全体で取り組んでいくことが必要不可欠です。 東京大会開催を契機に、障害者スポーツの普及と高齢化社会を迎えている現状も踏まえたうえで、ハード・ソフト面のバリアフリー化を推進していくことが重要です。

障害者スポーツ普及には、理学療法士が果たす役割は非常に大きいと考えられます。障がい者がリハビリを超えて、スポーツを行うきっかけを社会全体で生み出していかなければなりません。理学療法士の障がい者に対する直接指導はもちろんのこと、社会全体に広く共有されるような仕組みができればと考えます。

まとめ

高齢者の増加に伴って、介護分野における理学療法士の需要が増加することは間違いなく、老人保健施設や通所リハビリテーションの求人数は増加しています。医師や看護師の不足、医療費・介護費の削減背景から、訪問看護やリハビリテーション事業における理学療法士の必要性が増えてきています。

医療・介護の分野の外、スポーツ分野で活躍する理学療法士も多くなっています。最近は健常者の健康意識が高まり、フィットネスジムやトレーニングジムなどにおいて、理学療法士が必要とされています。実力のある理学療法士はすでにプロスポーツ界で活躍して、トップアスリートのサポートを行なっています。東京オリンピック・パラリンピックを控え、アスリートのサポートが行なえる優秀な理学療法士が重宝されています。

理学療法士としての活躍の場をお探しの際には、ふくしごとジャーナルまでお気軽にお問い合わせください。

社会福祉士がいる強み 福祉専門職員配置加算

社会福祉士として、日常生活を送ることに支障がある人から相談を受け、助言や指導・援助を行う専門職者であることから、障がい者の方が利用する施設でも、その存在は大きなものとなります。社会福祉士が福祉施設において、どのような役目をするのか、今回はみていきましょう。

社会福祉士の役割

社会福祉士をざっくりと表現すると、福祉全般に対する相談役となる国家資格といえるでしょう。例えば、病院勤務の社会福祉士でしたら、「患者様が利用できる制度はないか」「退院後に生活で困ることはないか」という、患者様の生活全体のアドバイザーとして活躍します。

また、地域で活躍する社会福祉士もおり、権利擁護に対する相談、対応・児童相談所における相談、対応と、その活動範囲は多岐にわたります。

その他にも、障がい者福祉施設における加算や児童福祉施設の職員基準にも、社会福祉士の資格が関係します。

福祉専門職員配置等加算とは

福祉専門職員配置等加算とは、良質な人材を確保するために資格等を持った福祉専門職員を配置した場合に加算されるものです。社会福祉士は福祉専門職員に加算されるのですが、どのように算定されるのでしょうか。

今回は、放課後等デイサービス、児童発達支援事業という福祉施設でご紹介します。

福祉専門職員配置等加算1とは常勤指導員のうち、社会福祉士または介護福祉士、精神保健福祉士の割合が、35%以上となる場合に算定可能です。

例えば、職業指導員、生活支援員の合わせた常勤人数(非常勤は分母に入りません)が5人で、そのうち社会福祉士または、介護福祉士、精神保健福祉士の資格が2人いると、40%になるので、問題ない。ということになります。

福祉専門職員配置等加算2は、常勤指導員のうち、社会福祉士、精神保健福祉士の割合が25%以上となる場合に算定可能となります。

福祉専門職員配置等加算は、それぞれ、約100円と少額ですが、事業所の利用者の人数分と、利用した方の日数分のすべてが加算されるため、積み重ねていくことで大きな加算となってくるのです。

まとめ

福祉専門職員配置等加算は事業所におけるサービスの質の向上を目的に、社会福祉士などの資格を有する従業員を、多く配置する環境に対して算定が認められるものです。社会福祉士が事業所に在籍しているだけで、そのようなメリットがあることから、その存在が大きなものとなるのです。

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言語聴覚士の歴史と重要な役割

言語の発声、発音の障害や聴覚障害、認知などの機能障害のリハビリテーションをおこなう「言語聴覚士」はいつ誕生したのでしょうか?
今回は、言語聴覚士の歴史や仕事の内容も含めて考察していきましょう。

国家資格 言語聴覚士の歴史?

言語聴覚士は、誕生してからまだ20年と比較的新しい国家資格です。1966年に誕生した理学療法士や作業療法士の国家資格に遅れること約30年後のことです。言語聴覚士の必要性は、1960年代から重要視されていてきましたが、長いこと議論が重ねられてきました。

そして、1997年に言語聴覚士法が制定され1999年に誕生しました。第1回目の国家試験では、約4,000名の言語聴覚士が誕生しました。年々その数は増加していて、2018年現在、言語聴覚士の資格保有者は約31,000人です。毎年約1,500人増えています。

言語聴覚士とは?

言語聴覚士(ST)は、病気やケガ、脳血管障害などで言語・聴覚・食べることに障害を持った方に対して、リハビリテーションをおこなう専門職です。
人が生活していく上で、「話す」「聞く」「食べる」といった日常生活で欠かせない最も大切な行為が、何らかの障害でできなくなった場合に、改善や維持を図るためのリハビリテーションをおこないます。

言語聴覚士の仕事の内容

言語聴覚士の活躍する職場は、多岐にわたります。以下で紹介しましょう。

◎病院やクリニック(リハビリテーション科・耳鼻咽喉科・小児科形成外科・口腔外科)
◎障害福祉センター・小児療育センター
◎特別支援学校(聴覚障害・肢体不自由・知的障害)
◎介護老人保健センター・通所リハビリテーション
◎保健所・保健センター

言語聴覚士の多くは、いろいろな症例や事例を学ぶ機会の多い医療機関で働いています。
しかし、近年では医療機関への就職を希望する言語聴覚士が増加したため、就職が困難な状況です。医療機関でも配置人数に限りがあるため、このような状況がおきています。
介護施設や児童発達障がい施設、その他の職場で働いている方は、まだまだ少ない現状があります。

今後は、介護の現場で需要が増える?

高齢者の増加に伴い、介護の現場でも言語聴覚士の需要が増えてきています。
脳血管障害の後遺症として、言語障害や高次脳機能障害のリハビリテーションをはじめ、高齢者認知症などの重度化が原因でおきる嚥下障害(食べ物の飲み込みが悪い状態)などのリハビリテーションがとても重要になってきました。

まとめ

言語聴覚士が誕生して20年になりましたが、国家資格制度が早くはじまった理学療法士や作業療法士などと比較しても、言語聴覚士は資格保有者がまだまだ少ないため、リハビリテーションの対象者に対して十分な対応ができていないのが課題でしょう。

言語聴覚士としての活躍の場をお探しの際には、ふくしごとジャーナルまでお気軽にお問い合わせください。

気になる社会福祉士のボーナス事情

皆さんは、社会福祉士のボーナスについて気になりませんか?誰でも自分のボーナスと比較したがるものだと思います。今回は、国家資格である社会福祉士の気になるボーナスの金額や年収、給料について調べてみました。

ずばり!社会福祉士のボーナスはいくらなの?

20代の場合・ボーナス 約78万円
30代の場合・ボーナス 約100万円
40代の場合・ボーナス 約126万円
50代の場合・ボーナス 約142万円

上記のボーナスの金額は年額であり、ほとんどの職場でボーナスの金額は平均給料の4ヵ月分としているところが多いです。あくまでも平均値ですので、各職場などでも金額が異なることもあります。

業種別にみた平均的な年収の比較

【平均的な年収】    
医療機関       420万円
介護老人福祉施設   430万円       
保健所・福祉事務所  420万円
障害者施設      410万円

参考までに各業種別の年収を比べてみましたが、これからみても年収はあまり変わらないので、ボーナスの業種別でも大差がないことが推測できます。

事業所規模で比較した平均的なボーナスと年収の比較

       平均的なボーナス    平均的な年収
小規模の場合  約26万円        約552万円
中規模の場合  約29万円        約457万円
大規模の場合  約35万円        約415万円

社会福祉士の役職者の「給料・年収・ボーナス」

もし、高収入を得たいとお考えでしたら、経験を積んでキャリアアップをすることをおすすめします。ボーナスの額も大きく変わってきます。
下記に役職別の給与・年収・ボーナス(年間)の金額を紹介しましょう。

役職     平均的な給与   平均的な年収     平均的なボーナス
主任     約26万円     約408万円      約102万円
係長     約32万円     約508万円      約127万円
課長     約42万円     約672万円      約168万円
部長     約46万円     約743万円      約186万円
   

まとめ

今回は、社会福祉のボーナスや年収・給料についてみてきましたが、国家資格である社会福祉士は、いろいろな医療・福祉・障がい施設で働くことができ、全国各地で働くことができ勤続年数を重ねるごとにボーナスの額も上がってきます。更に公務員ですと、さまざまな好待遇が望めます。人の話を聞いたり話すのが好きな方、人の役に立つ仕事をお考えなら社会福祉士を目指してみては、いかがでしょうか。

社会福祉士としての活躍の場をお探しの際には、ふくしごとジャーナルまでお気軽にお問い合わせください。

言語聴覚士と吃音

みなさんは「吃音」について知っていますか?身近に症状のある方がいないと、多くの方が知らないと思います。今回は、吃音の症状にどのようなものがあるのか。また、言語聴覚士が行う吃音のリハビリについて考察してみましょう。

どもり、から吃音の名称に変わった?

少し前までは、「どもり」と呼ばれていましたが、差別的な言葉としての意味合いがあるために「吃音」と呼ばれるようになりました。

吃音とは?

吃音(きつおん)とは、言葉が滑らかに話せない発達障害のひとつであり、2文字以上の複雑な発話を開始する時期に多く、言葉を話し始める2歳から5歳に起きやすいことが研究結果で発表されています。

また、吃音の種類は発達性吃音と獲得性吃音がありますが、約9割は発達性吃音です。原因は、幼児が持っている体質的・発達的・環境的な要因などさまざまに影響しあって、発症すると考えられています。

発達性吃音とは

先天性で幼少期に発症することが多く、吃音の約9割は発達性吃音といわれています。

獲得性吃音とは

後天性で病気やケガなどで、脳や神経などに損傷を受けたり心理的なことが原因で起きることが多いです。

吃音にもいくつかの特徴を持った吃音があります

言語症状で言葉を話すときに単語などを繰り返したり、つまったり、引き伸ばしたりする音声を発するときに現れる症状です。下記に分類ができます。

・言葉を連発する
「リ・リ・リンゴ」と言葉の語頭部分の音をくりかえす症状です。ほとんど初期にみられ周りの人も、どもっていることがすぐに分かります。

・言葉を引き伸ばす
「リーンゴ」と音を引き伸ばしたりする言葉になったりします。これも初期に多くみられる症状であり年齢を重ねていくうちに、自分が気にするあまり緊張感が加わることが多いといわれています。

・言葉がつまる
言いたい言葉がつまってなかなか出てこない症状です。

「・・・・・リンゴ」といったように、言葉がつまって出てこないのです。成人の吃音に多くみられ、最初の音が出ればあとはすらすらと発声でき、スムーズに話ができるために、周りからは吃音だと思われないことが多いです。下記のような特徴もあります。

・話始めの言葉が出にくいことがある
・話しやすい言葉と言いづらい言葉がある
・その日の調子で吃音の状態が良い場合と悪い場合がある

言語聴覚士が行うリハビリとは?

吃音のリハビリや治療法は、さまざまに存在します。下記でその代表的なものを紹介しましょう。

・リズム法
・遅延聴覚フィートバック
・メンタルリハーサル
・環境調整法
・リッカプログラム
・薬物療法

吃音のリハビリ治療方法はまだ有効な手段などは、確立されていないのが現状ですが、いろいろな治療法が行われています。

まとめ

吃音の多くは、発達段階の乳幼児期に多く、早期に気づくことが重要となってきます。医療機関を受診して、言語聴覚士などのリハビリを受けることで吃音の改善が望めます。

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行政の現場で活躍する保健師に必要な知識

保健師は、乳幼児から高齢者までの幅広い年齢層を対象に、健康増進や病気の予防のための知識が必要になってきます。そこで今回は、特に行政保健師に必要な知識について考察していきましょう。

保健師になるには?

保健師になるには、「看護師国家資格」と「保健師国家資格」が必要です。資格取得ルートとしては、看護師の資格を取得後、保健師養成学校で一年間学んだあと保健師資格受験要件が得られます。また、4年制大学の看護師、保健師課程を修了することで看護師、保健師の両方を受験するルートがあります。

保健師が学ぶ内容とは?

保健師になるためには、主に以下のカリキュラムを学びます。

保健福祉行政論

保健福祉行政論は、行政の立場から地域の人々の病気予防や健康増進を図るために、計画を立て実施するための方法や仕組みを立案し、保健師として実際の取り組み方を学ぶ科目です。この過程では、乳幼児、母子、未成年、成人、高齢者、障がい者や、また感染症や難病に対して、保健師の対応や活動について学びます。

保健統計学

保健統計学は、医療、福祉、保健の事例を通して、さまざまなデータから考えられる問題点を分析して、予想されることについて対処方法を学ぶ科目です。

例えば、統計を通して「地域別、年齢別、男女別」にみた、「さまざまな病気の患者数や疾病、がん検診の受診率、一般検診の受診率、特定健診率」などからデータを読み取る力は、現場に出て働く場合、とても大切で重要となります。

疫学

疫学とは、インフルエンザなどの感染症などの流行する疾病に対して、予防方法や感染症の対処方法について学ぶ科目です。

公衆衛生看護学

人々の健康に害を及ぼす環境や行動、社会的な要因を取り除き、または、その要因を排除するために行政機関の組織を通して、社会活動として取り組むことです。
また、病気の予防を第一に考えて、人々が健康を維持して、自立した生活を送れるため公衆衛生や社会環境を整えることを目的としたことを学ぶ科目です。

保健師にもっとも必要なコミュニケーション力

行政保健師は、地域の母子から高齢者まで多くの方を対象とした、健康増進や病気の予防などのエキスパートです。役所などの公共機関の窓口であったり、必要であれば自宅訪問をして、幅広い世代や性別の方と向き合い、健康についての悩みを聞くことから始まります。

さまざまな人の相談を聞いて、カウンセリングをおこない的確な保健指導をするためには、相手の「話を聞く」こと、「話すこと」「伝える」のコミュニケーション力が重要となってきます。

まとめ

保健師に必要な知識は、看護師としての医療知識以外にも、上記で説明した通り多岐にわたります。大学や養成校で学ぶ知識とともに、実習などで実際に人と触れ、コミュニケーション力も学ぶことで、就職先でも保健師の必要な知識が活かされてくるでしょう。

保健師としての活躍の場をお探しの際には、ふくしごとジャーナルまでお気軽にお問い合わせください。

医療・福祉・介護現場で活躍する理学療法士

理学療法士は医師の指示を受けて、身体に障害のある方に対して機能回復のために、運動療法や物理療法を用いて、日常生活がおこなえるように身体の基本動作訓練をして、改善を図る目的で治療をおこないます。
今回は、理学療法士の活躍する現場について考察していきましょう。

■医療機関
理学療法士の多くは、医療機関や病院、クリニックで働いています。病気や事故・脳血管障害で身体に障害がある方に対して、機能回善や維持を目的にリハビリテーション(以下リハビリという)が必要になってきます。

2016年の調べでは、約7割の方が医療機関で勤務されていました。その理由は、急性期から慢性期までといろいろな患者さんに接することで、さまざまな豊富な知識と経験を積むことができるからです。

■介護保険施設
病院やクリニックを退院し、病状が安定している要介護者が、リハビリを目的に入所する介護老人保健施設や自宅で可能な限り、自立した生活を送るために訓練をおこない、日帰りで通う通所リハビリやなどがあります。
また、高齢者の自宅を訪問して、住宅改修や福祉用具のアドバイスなどもおこないます。

■福祉施設
身体障がい者が入所している者療養施設や、社会生活支援の訓練をおこなう身体障がい者福祉センターでは、障害を持った子供が入所する児童福祉施設などでリハビリをおこないます。

■リハビリのステージ(段階)
病気やケガ・脳血管障害で身体に障害が出た場合、早期からリハビリをおこなうのですが、一般的に大きく分けて3つの段階に分類されます。

◎急性期リハビリ
おおむね発症から、患者さんの状態を見て、数日から1ヶ月くらいの期間でおこないます。
急性期リハビリの目的は、発症前の状態までの回復よりも、廃用症候群(生活不活発病)の予防や軽減にあります。また、長期の寝たきりによる床ずれ(褥瘡)の予防も重要となってきます。

◎回復期リハビリ
回復期には、集中的にリハビリをおこなうことで、機能が低下した身体の能力を回復するため、日常生活で必要な機能動作の改善を図り、社会復帰や寝たきりの防止などを目的にリハビリをおこないます。急性期リハビリで治療を受けて、発症から1~2ヶ月で病状が安定した時期を回復期といいます。

◎慢性リハビリ
急性期・回復期のリハビリでは、身体機能の回復を目的としていたが、慢性期では生活を維持や向上ができるように、生活の質(QOL)を目的におこなうリハビリで「維持期」とも呼ばれています。

■まとめ
理学療法士の活躍する職場は、いろいろあります。最近では、高齢者の増加と共に介護施設などで、ニーズが高まってきています。これからの課題としては、介護・福祉・医療の分野で、経験と知識・技術をより高度なリハビリとして提供することが、重要となってくることでしょう。

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保健師の重要な役割とは?

地域住民の病気予防のスペシャリストとして活躍している保健師ですが、働く場所によってどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、保健師の働く場所や仕事の内容について解説していきましよう。

■保健師とは
地域に住む人たちの病気の予防や、健康指導・保健指導を通して、心身の健康状態を維持した生活が送れるように、サポートをすることが主な仕事です。
働く場所は、市町村役所・保健所・保健センター・企業・学校・病院などで、勤務場所によって仕事の内容が変わります。

■保健師の役割
地域の乳幼児から高齢者までを対象に、その地域で生活している人たちの、健康保持・増進のための予防や指導などを、おこなうことが主な役割です。企業においては、従業員を対象に学校では、生徒や先生を対象に、病院では患者さんを相手に健康相談・指導などを行います。

■行政保健師
ほとんどの保健師が、市町村役所・保健所・保健センターで働いています。行政保健師は、地方公務員のため安定していて、人気も高く応募する人も多いため、倍率も高い難関の試験を受験して合格しまければいけません。主な仕事の内容は、地域住民の幼児から高齢者までの幅広い年齢層を、対象に健康維持や増進のための相談・支援をおこないます。

■産業保健師
企業において、医務室・健康相談室などで働いています。従業員の心身の健康相談をおこない、健康診断などで健康に問題点やメタボリックシンドロームの結果が出た場合に、健康指導や生活指導などをおこないます。また最近では、ストレス社会で、うつ病などのメンタル面での対策も重要視されています。産業医と連携をとりながら、病院などへの受診の判断をするのも産業保健師の役割となっています。

■学校保健師
学校の保健室で養護教諭として、生徒や先生の健康管理やメンタルなどの相談をおこないます。

■病院保健師
病院やクリニックで働く保健師ですが、病院受診に来た方に病気の予防や健康指導を行います。
また、退院後の健康指導や生活指導、病院内の院内感染の予防・対策なども行い、院内感染の一次予防のための危機管理も重要な仕事の内容となっています。

■保健師に求められるもの
保健師は、行政保健師・産業保健師・学校保健師・病院保健師と、さまざまな職場で活躍されています。特に行政保健師は、業務内容も地域の人々の心身面での、健康相談や支援をするため個別で家庭訪問などをおこないます。地域住民との深い関りを持つため、さまざまな問題に対しての柔軟な対応力と、病気の予防のための高度な医療知識や高いコミュニケーション力が求められます。

■まとめ
保健師の仕事は、その対象者は幅広くあり、多岐にわたっています。職場によっては、仕事の内容が多少違ってきますが、共通した目的は、対象者の健康相談・指導を通して心身の健康保持・増進・病気の予防など重要な役割を担っています。

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介護福祉士の男女比、どっちが多い?

超高齢化の現在の日本において、介護福祉士のお仕事はとても需要です。介護サービスの種類には、自宅で利用する在宅サービスと施設サービスがあります。今回は、介護の現場で働く男女の比率について考察してみましょう。

■介護業界全体の男女比率とは?
下記に介護業界の男女比について調べてみましたので紹介しましょう。

◎介護職員の男女の比率 男性25% 女性73%

これは、平成29年に公益財団法人介護労働安定センターの調べですが、無回答もあります。この介護業界の男女比率からもわかるように、ほとんどの職種で女性職員が大多数を占めているのがおわかりでしょう。

■介護事業所に勤める職種の仕事の内容と男女比

◎訪問介護員
高齢者の自宅に訪問して、身体介護サービスや家事援助サービスをおこないます。身体介護とは食事介助・入浴介助・排泄介助などです。家事援助とは、調理・洗濯・掃除などのサービスです。

・訪問介護員の男女比 男性13% 女性84%

◎サービス提供責任者
介護ステーションにて「訪問介護計画書」の作成や訪問介護員の業務の調整や指導や教育
また、訪問介護員と利用者の調整・ケアマネジャーなどとの連携をおこいます。

・サービス提供責任者 男性15% 女性82%

◎施設介護職員
施設にて食事介助・排泄介助・入浴介助・歩行介助・移乗、移動介助などの生活全般の介助や支援をおこないます。

・施設介護職員の男女比率 男性25% 女性73%

◎生活相談員
デイサービス・デイケア・施設介護において入所の手続きや利用者の相談を受けて援助などをおこないます。

・生活相談員の男女比率 男性38% 女性60%

◎介護支援専門員(ケアマネ)
要支援や要介護認定を受けた方が介護サービスを利用する際に、アセスメントをしてケアプランサービス計画書の作成をしたり、介護事業所との連携・調整をおこない定期的にモニタリングを実施し評価をおこないます。また、介護保険サービス利用した際の介護給付の管理もおこないます。

・介護支援専門員の男女比率 男性22% 女性75%

■まとめ
これまで介護業界の男女比をみてきましたが、全体的にみて4:1と圧倒的に女性が多く、施設介護や在宅介護サービスに従事する介護職員についても、介護業界全体に占める男女の比では女性が多い事が分かります。

特に訪問介護に関しては、約9割が女性です。これは、主に家庭で行われる家事を援助する「生活援助」が含まれているのが要因と推測されます。

しかし、介護現場で男性職員に適した役割も多いと思います。例えば入浴介助や排泄介助などで同性介助を望む利用者もいるため男性の介護職員も増えてくることが期待されています。

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介護福祉士・主婦のパートとしての働き方~子育てしながら働ける環境整備が重要~

介護福祉士の資格を持っていても、介護の仕事をしたいと思っているが子育てとの両立が難しいため、パートタイムをしながら働いている主婦は多いのではないでしょうか。
今回は、介護福祉士の国家資格保有者が子育てと両立しながら、パートタイムで働く主婦について考察していきましょう。

■主婦が安心して働ける環境づくり
厚生労働省のデータでは、介護福祉士資格保有者のうち、実際に介護職に従事している人は、約5割弱とされています。資格を持っていても、介護の仕事をしていない潜在介護福祉士は約50万人いると推定されています。

その中でも、「家事や育児との両立はできない」という理由から結婚や出産・育児を機に、離職する潜在介護福祉士の女性が占める割合は全体の8割となっています。

■主婦がパートとして働くメリット
主婦が介護の仕事を子育てと両立しながら働くことのメリットを、下記にていくつか紹介していきましょう。

◎事業所側と時間の相談ができる
子育てと両立する場合、無理のない時間や就業日数を相談しながら限定して働くことができます。

◎仕事の需要が多い
介護福祉士は人手不足ですので、正社員でフルタイムの職員の求人に対して、応募が少なく足りない人手不足をパートで補うことが多く、どこの介護事業所も介護福祉士のパートは引く手あまたで喉から手が出るほど欲しい人材です。

◎就職につながりやすい
子育てが一段落して早く仕事に就きたいと思ったら、求人も多いので再就職につながりやすくなります。

◎夜勤がない
24時間対応以外の訪問介護サービスやデイサービス・デイケアなどは、基本的に日勤のみの仕事ですので子育てと両立が可能でしょう。

■介護福祉士の主婦が子育てしながらフルタイムで現場復帰

家事や育児と両立できる環境を介護事業者が整備することができれば、これまでは時間の制約があったために、パートタイムの仕事しかできなかった主婦の介護福祉士が現場復帰も可能となります。

尚、女性でも介護福祉士は国家資格ですので、介護施設やホームヘルパ―として経験を積んだ後、豊富な専門知識や介護技術もあることから、施設での「生活相談員」訪問介護事業所での「サービス提供責任者」さらには、「管理者・管理職」などを目指すことができます。
このような職種などは、主に日勤帯の勤務であり、また給与のアップも期待できます。

■まとめ
介護福祉士資格保有者である主婦が、子育てと両立しながら介護の仕事ができるような環境づくりが必要と感じます。例えば、施設内での保育所の設置や、時間に融通がきく部署への移動などを配慮していくことで、これまで働きたくても子育てで働けなかった、潜在介護福祉士がパート勤務からフルタイムの仕事ができるようなることでしょう。

介護福祉士としての活躍の場をお探しの際には、ふくしごとジャーナルまでお気軽にお問い合わせください。