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介護福祉士

認知症介護基礎研修とは ~認知症施策~

厚生労働省が2015年1月に策定した認知症施策が新オレンジプラン・認知症施策推進総合戦略です。社会的課題である超高齢化社会に需要が増える中で、注目されているのが「認知症介護基礎研修」です。

新オレンジプランとは?

認知症高齢者などに優しい地域づくりに向けた施策が「新オレンジプラン・認知症施策推進総合戦略」です。以下の7つの柱にそって進められます。

①認知症への理解を深めるための普及 / 啓発の推進
②認知症の容態に応じた適時 / 適切な医療 / 介護等の提供
③「若年性認知症施策」の強化
④認知症の人を介護する人への支援
⑤認知症の人を含む、高齢者に優しい地域づくりの推進
⑥認知症の予防法 / 診断法/治療法 / リハビリテーションモデル / 介護モデル 等の研究開発及び、その成果の普及の推進
⑦認知症の人やその家族の視点の重視       

厚生労働省のHPにて詳しい内容を確認できます。

認知症介護基礎研修とは

認知症ケアに携わるお仕事なら、必要となってくる資格かもしれません。詳しく見ていきましょう。

認知症介護基礎研修は認知症介護施設などの職員など、認知症介護などに携わる人が質の高い介護を実行できるように、専門職員を養成するための研修です。すでに、実際に介護の現場で働いている人を対象にしたものとなります。認知症介護に関することを実践的に習得することを目的としています。

研修を受けるメリット

認知症ケアの介護職は研修を受けることでスキルアップが可能です。

① 認知症介護基礎研修
② 認知症介護実践者研修
③ 認知症介護実践リーダー研修
3つの研修のうちの1つが「認知症介護基礎研修」です。

【受けられる利点】
〇評価に繋がる?
管理者や計画作成の担当者に、この研修を修了した者を配置する義務があります。さらに、認知症に関わる施設以外でも、その研修の修了者がいることで※「認知症加算」を得ることができることがあるため、採用の際に持っていると有利な資格ともいえるでしょう。

※「認知症加算」は要件を満たし届出をおこなった介護事業所などが、要介護の認知症の介護者に対してサービスをおこなった場合に算定される加算のことです。

〇認知症の知識と経験でキャリアアップ?
認知症介護基礎研修→ 認知症介護実践リーダー研修→ 認知症介護指導者養成研修とステップアップさせることが可能です。認知症に携わる介護職員として、キャリアアップを考えている方は受けておいた方がいいとも言えます。

まとめ

認知症介護実践者研修は職場からの推薦がなければ、研修を受けることができなかったりします。受講を希望する場合には必ず職場に確認しましょう。研修を受けるためには、認知症高齢者の介護経験が実務で約2年以上であったり、介護福祉士と同じくらいの身体介護の知識・技術がある方などの条件があります。

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介護初任者研修は、介護福祉士への最初のステップ

介護初任者研修の受験資格は特になく、未経験でも受験可能です。しかし、介護の仕事をしていて、将来「介護福祉士」などの国家資格を目指すのであれば、是非、取得しておきたい資格でしょう。ここでは、介護初任者研修の内容や受験資格やメリットについて紹介しましょう。

介護初任者研修とは?

在宅介護、特にホームヘルパーの仕事において、介護の仕事は大きく分けると料理や洗濯・掃除などの身の回りの世話をする「生活援助」と、利用者の身体に直に触れて介助を行う「身体介護」がありますが、「身体介護」は資格が必要となります。この「身体介護」をするためには、初任者研修の資格を保有していなければいけません。

介護職員カリキュラムと試験内容く

介護初任者研修とは、受験資格は特になく未経験でも受験可能です。研修で行うカリキュラムは以下の通りで、合計130時間行います。受講後に筆記試験が行われて、合格基準は約70点に設定されています。選択式の試験となっています。

① 職務の理解                      
② 介護における尊厳の保持・自立支援            
③ 介護の基本                       
④ 介護・福祉サービスの理解と医療の連携          
⑤ 介護におけるコミュニケーション技術           
⑥ 老化の理解                       
⑦ 認知症の理解                      
⑧ 障害の理解                        
⑨ こころとからだのしくみ生活技術Ⅰ基本知識の学習     
⓾ こころとからだのしくみ生活技術Ⅱ生活支援技術の学習   
⑪ こころとからだのしくみ生活技術Ⅲ学習支援技術の学習  
 

介護初任者研修受講後のメリット

介護初任者研修は、無資格から介護福祉士になるためのスタートラインです。受講することで高齢者に対しての知識や介助技術がスキルアップして、「身体介護」に自信を持って行うことができます。それによって、スキルアップのみならず余裕を持って介護ができます。また、介護現場でのステップアップにもつながります。

まとめく

これから無資格、未経験で介護の仕事をしようと思っている方にとって、介護現場でスキルを磨いて経験を積みつつ、初任者研修を受講しながら介護のプロを目指すことは選択肢の1つとなり得るでしょう。

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介護福祉士の筆記試験攻略法

国家資格である介護福祉士になるための最初の難関である筆記試験は、毎年1月におこなわれます。年に1度の試験ですので是非合格したいものです。それでは、どのような試験問題が出るのでしょうか?今回は、試験の内容や勉強法などを解説してみたいと思います。

介護福祉士の合格率

介護福祉士の国家資格制度がはじまったのが1989年の1第回試験がおこなわれました。その年の合格率は、23.2%と2回目以降徐々に上がっていきました。ここ10年をみても平成24年の第23回は48.3%と低かったのですが第31回には、73.3%と高くなっています。実際に他の試験では10%代の合格率の試験もありそれに比べると決して難関の試験ではなくなっています。
      

介護福祉士の筆記試験科目

1. 人間の尊厳と自立・介護の基本
2. 人間関係とコミュニケーション・コミュニケーション技術
3. 社会の理解
4. 生活支援技術
5. 介護過程
6. 発達と老化の理解
7. 認知症の理解
8. 障害の理解
9. こころとからだのしくみ
10.医療的ケア
11.総合問題
 
介護福祉士の筆記試験は以上の科目から出題されますので、苦手な科目をなくして全体的に解答できるように試験勉強をするとよいでしょう。

介護福祉士試験の日程と概要

試験日 1月下旬
受験申込期間 8月中旬から9月中旬
受験手数料 13,300円
合格発表 3月末

【問い合わせ先】
財団法人 社会福祉振興・試験センタ―
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-5-6 SEMPOSビル4F
TEL:03-3486-7521 ホームページ:http://www.sssc.or.jp/

介護福祉士合格の基準

介護福福祉士の筆記試験では、5択式1問1点のマークシート式でおこなわれます。試験時間は、午前・午後を挟んで220分の時間で実施されます。出題科目は、人間と社会・介護分野・こころとからだしくみ・医療分野・総合問題の5分野から125問題、出題されます。
試験科目5分野のうち、合格点数を上まわっても1科目でも全問不正解の場合は、不合格となりますので、全科目平均的に正解することが必要となります。

まとめ

介護福祉士の合格率は、ここ数年をみても合格率70%を超えており、特に難しいことはないと思います。早めに受験対策し全科目をまんべんなくこなしていくことが大切です。過去問なども活用して、試験の傾向について対策しながら勉強をすることで合格ができる国家資格と言えるでしょう。

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介護福祉士が行える医療行為とできない医療行為

介護福祉士は医療従事者ではないのに医療行為ができるのでしょうか?今回は、介護福祉士が行える医療行為はどこまでなのか?や、その内容となぜ医療行為が必要なのかを見ていきましょう。

「介護福祉士の医療行為」

結論からいうと「介護福祉士の医療行為」(決められた行為のみ)はできます。理由としては、介護の現場で介護福祉士ができない医療行為のボーダーラインがあり、現代の高齢化社会で医療行為をする必要があり、それが問題視されてきました。

その後、2012年4月から「社会福祉士および介護福祉士法」が一部改正され、「認定特定行為業務従事者」として、これまで許可されていなかった医療行為が解禁されました。
   

「許可された医療行為と条件」

法改正により条件付きで許可されたものとして、「喀痰吸引」「径管栄養」などがあります。
その条件には、「利用者、またはその家族の同意が必要であること。医師や看護師と連携、監督のもとで行うこと」とあります。そして、「喀痰吸引研修」を受ける必要もあります。

口腔内・鼻口内の痰の吸引に関しては、「咽頭手前」までと決められており、「経鼻径管栄養」の場合は、栄養チューブがきちんと胃まで届いているか医師、看護師に確認してもらうことになっています。

〇「研修の内容」
50時間の講義を受けて、筆記テストで9割以上の正解したのち実施研修に進むことになります。

①「1号研修」 
●口腔内・鼻口内・気管カニューレ内部の痰の吸引
●胃ろう・腸ろう・経鼻径管栄養

②「2号研修」 
●「1号研修」のうち1~4の行為を選択する

③「3号研修」 
●特定の人に対する必要な行為をする。※(講義と演習時間が短縮される)

「その他の医療行為」

法律のうえでは医療行為となっているものとしては

〇ストーマのハウチに溜まった排泄物の除去
〇市販の浣腸器での浣腸
〇自己導尿補助やカテーテルの準備、体位の保持
〇爪切りや爪やすり
〇歯ブラシ、口腔ケア(綿棒によるもの。口腔粘膜、舌、歯)
〇耳垢を取り除く

「元々は医療行為されていたもの」

法改正の前には医療行為とされていましたが、法改正によって「医療行為には該当しない」とされ解禁されたものとして。

〇鼻腔粘膜への薬剤噴霧
〇座薬の挿入
〇床ずれ以外の軟膏の塗布
〇湿布の貼付
〇点眼
〇服薬介助(薬をのませる)
〇体温計を用いた測定
〇自動血圧器での血圧測定
〇酸素濃度測定器の装着(新生児以外)
〇軽微な擦り傷や切り傷や、火傷の処置(ガーゼの交換も含む)

まとめ

将来、要介護者の増加などにより、介護の現場における医療行為の必要性が高くなっていくことが予想されます。そのため、医療行為であるものとそうでないものを、きちんと把握しておくことが重要です。

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介護福祉士に関する法律とは

老人ホームやその他の施設などで、お年寄りや身体の不自由な方を介護する専門職が「介護福祉士」です。今回は、この「介護福祉士」に関する法律では何が定められているのか?概要とその意味をみていきましょう。

「介護福祉士法」

「社会福祉及び介護福祉法」は、国家資格である「介護福祉士・社会福祉士」が業務を行う際に守らなければならない規定や資格について、定められた法律のことをいいます。内容は禁止事項やサービス内容など多岐にわたります。この法律の制定は、昭和62年(1987年)にこれまで「社会福祉主事、保母」の二つしかなかった国家資格でしたが、「高齢者や障害者」のケアをする人の技能を向上させる必要があったために作られました。  

概要

〇「総則 ~第1章~」
「介護福祉士・社会福祉士」の資格とはどのようなものか?その定義について示しているものです。

〇「社会福祉士 ~第2章~」 〇「介護福祉士 ~第3章~」
それぞれの「資格」について、また「受験資格」、試験機関の指定が書かれています。

〇「義務 ~第4章~」
それぞれに対し義務として、誠実さ技能や知識などの向上を定めたものです。

〇「罰則 ~第5章~」
「利用者のプライバシーの守秘義務を怠った」などの場合に、科す罰則について書かれています。

「義務 ~第4章~」

「社会福祉士」 及び「 介護福祉士」の義務などに関する章です。詳しくみていきましょう。

【誠実義務】
「介護福祉士は、担当する利用者が個人の尊厳を保ち、持っている能力と適正に応じて自立した日常生活を送れるように、利用者の立場に立ち誠実に業務を行わなければならない」と定めています。

【秘密保持義務】
「正当な理由もなく、その業務において知り得た人の秘密を漏らしてはいけない。介護福祉士を辞めた後であっても同様である」と定めています。例えば、業務終了後に同僚や友達、家族と仕事中にあった出来事(利用者)などの話をすることも、厳密にいえば義務に反することになります。

【連携】
「介護サービスを行うにあたり、利用者に認知症などの心身の状況などに応じて、福祉サービスなどを総合的、適切に受けられるように福祉サービス関係者と連携しなければならない」という規定です。また、医師、看護師などの様々な専門職の方たちと連携しながら、よりよいサービスを利用者に提供することが求められます。

【信用失落行為の禁止】
「介護福祉士の信用を傷つけるような行為をしてはならない」と定めています。一般的な介護福祉士のイメージを壊すような行為をしてはいけないと言うことです。

【名称の使用制限】
「介護福祉士ではない人が、介護福祉という名称を使ってはならない」と定めています。これを「名称独占の資格」といいます。資格を持っている人だけが、資格を名乗ることができるということです。

まとめ

法律によって様々な規定がされている「社会福祉及び介護福祉法」ですが、これからの高齢化社会に向けて、更に少しずつ改正も行われていくことでしょう。介護をする人、される人にとってより良い法の改正が行われることが望まれます。

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介護福祉士 ~その魅力とやりがいとは~

介護福祉士を目指した理由や魅力を聞くと、さまざまな答えがでてきます。ひとそれぞれの答えがあるのは当然ですが、共通点があるとすれば、それは「人が好き」ということが根本的にあるように感じられます。今回は、介護福祉士の魅力とやりがいについて実際に活躍している人達の声を聞いてみましょう。

介護福祉士になったきっかけと魅力

〇介護福祉士二年目女性のきっかけと魅力
祖父が脳梗塞の後遺症で片麻痺がある日常生活で体を自由に動かせない様子をみて、介護の知識や技術を身に付けたいと思ったのが動機となり、介護福祉士を目指すきっかけとなりました。高齢化社会の中で、祖父のような方の支援ができるようになったこと嬉しく思っています。

また利用者の方と日常生活を接する機会が多い介護福祉士が、一人一人をしっかりと見ていくことの大切さを改めて再確認できます。大切な命に係わる仕事である介護福祉士は、人の役に立ち自分自身を成長させる魅力的な仕事だと思います。

〇福祉課を卒業したばかりの新人介護福祉士
学生の時に参加した介護施設の職場体験の時に影響を受け、その時に職員の方がいっていた「ちゃんとした資格をもっていると支援の内容も増える」というアドバイスをもらい、介護福祉士を目指しました。元々、人と接するのが好きな方だったので、自分の天職だと思っています。

今はまだ介護福祉士としては新人ですが、沢山の人達の出会い毎日の変化が楽しく感じられます。きつい部分もあるけれど、それ以上に沢山の笑顔を見ることが出来ることが介護福祉士の魅力だと感じています。
       

福祉科の先生に聞いてみた魅力とは

介護とは人と人とが寄り添いあって、お互いの生きるための活動を支え続けることであり、思いや考えをもって肌やぬくもりを伝えることのできる、人間だからこそ成せる業であると思います。

いろいろな試行錯誤を経て、やがてお互いが笑顔へとたどりつける感動とそこに自分か関わっている存在価値を実感できる喜びこそ、多くの介護福祉士が感じている「介護職の魅力」ではないでしょうか。その魅力に気づいたとき、やりがいをもって長く続けられるのも介護福祉士の魅力だと言えると思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。介護福祉士としての魅力を取り上げて見ましたが、その答えはやはり人それぞれですが、皆さん独自のしっかりとした目標とビジョンをもって、やりがいを見出していただければと思います。

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介護福祉士の数はそもそも絶対数が足りません!

介護福祉士は国家資格です。そしてかなりの人材不足に見舞われている業界ですので、求職者にとっては良い条件が得やすいとは言えますが、介護業界自体の環境はどうなのでしょうか。

介護業界の現状

介護業界は非常に離職率の高い業界と言われ続けてきましたが、最近の傾向としては改善されつつあるようです。少し古くなりますが、平成25年度の厚生労働省の調べによりますと、離職率は産業系の離職率よりも若干、介護職の離職率が高いといった程度までには回復してきているようです。

雇用条件も少しずつではありますが、良くなる傾向ではあるようです。これはやはり需要と供給といった場面において、圧倒的に供給不足ということが大きな要素です。団塊の世代と呼ばれる人々が全員75歳に到達する2025年には、何人の介護職員が必要かを厚生労働省が試算したところ、必要人数は245万人弱で、この人数を2025年に満たすには、毎年6万人強の人材を確保していかないと届かない数値であると発表しております。
これが介護業界の現状です。

介護業界の離職率が減少傾向にあるか

どの様な職場にも、離職するには理由があります。それでは、介護職の離職理由は何なのでしょうか。調査の結果一番多かった理由は、仕事がきついとか労働条件が悪いといったものより、圧倒的に多かった答えは、「その事業所の経営理念や、運営の在り方が自分の価値観とは違う」というのでした。

介護職の現場では常に、利用者のニーズと事業所の効率化といったものの間で、職員が戸惑う事が多いようです。そこに事業所と勤務者の間に「いかに利用者の為には何をすれば良いか」といった事に対する問題の捉え方が違ってくると、勤務者には大きな違和感となって、その職場に魅力もやりがいも感じる事が出来なくなり、離職するといった事になるようです。

介護業界に就職する際の注意点

一番には自分に合った事業所を探し出す事、難しいですが、これこそ一番重要な事だと思います。
介護職とは非常にやりがいのある仕事です。介護と聞けば、すぐに老人のおむつを替えたり、お風呂に入れたりと考える方は多いと思いますが、最も大きな仕事は利用者の自立支援こそが重要な仕事です。出来る事は自分でする、そういった事を一つでも多く与えることこそ介護職の大きな目標です。利用者もそういった事の積み重ねで、生きがいや活力を取り戻せるのです。

介護職を目指す方は、殆どの方がそういった所に魅力ややりがいを感じて職を選んだ筈です。しかし、その理念や決心にそぐわない事業所に、就職してしまった方は離職していくしか無いのだと思います。

まとめ

介護職はまだまだ問題も多く抱えており法整備も遅れているのが現状ですが、少し先の日本を見れば、最も必要な分野の一つである事は誰しも異論の無い所でしょう。せっかくの志と情熱をもった人々に、必要な支援と法的な整備などが待たれるところではありますが、そういう人たちが一人でも多くこの業界に増えていただけるのが待たれます。

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介護福祉士の特定処遇改善加算の要件

2019年10月に消費税が8%から10%に引き上げられますが、これに伴いその消費税増収の財源をもとに、「特定処遇改善加算」が創設されました。そこで、特定処遇改善加算とはどのようなものでしょうか?その新たに創設される加算について考察してみました。

特定処遇改善加算とは

消費税増税から1,000億円が公費から充てられて、「特定処遇加改善算」が創設されました。それに伴い、離職率の高い介護の現場で公費を使い、人材不足を解消しようと改善するための取り組です。

特定処遇改善加算の内容

①月額8万円以上の「特定処遇改善加算費」は、事業所単位に1人以上必要です。
②「勤続10年」でなくても、各事業所で柔軟に対応して決めてよいことになります。
③各事業所に勤続10年の介護福祉士がいなくても、リーダー的役割などの要件を満たせば「特定処遇改善加算」を柔軟に対応できるようになりました。
④「特定処遇改善加算」の請求については、都道府県知事や市町村長などに対して「処遇改善計画書」を提出する必要があります。

※事業所によっては、「特定処遇改善加算」の要件は「勤続10年」「介護福祉士」がいない場合でも、技能や経験などの一定の要件を満たしていれば申請できるよう、緩和措置が設けられています。

勤続10年の考え方

基本的には10年の介護現場での技能や経験を蓄えた介護福祉士とは、介護の現場で介護福祉士の資格を保有していて、10年以上の実務経験があることが条件です。ですが、上記で説明した通り、必ずしも「10年の実務経験の介護福祉士」ではない場合もあり「特定処遇改善加算」の決定は事業所裁量となっています。

勤続10年とは、1事業所だけでなくても加算が申請できる

1つの事業所だけでなく、数か所の介護事業所を回った経験がある介護士などが、指導ができリーダー的な役割を担ってきた場合も、10年の実務経験を満たしていることにより「特定処遇改善加算」の対象となります。

特定処遇改善加算と年収の目安

事業所側の裁量において、介護福祉士の国家資格を保有していて、現場での技能や知識がありリーダー的役割を担うことができる者に対して、給料に月額8万円が「特定価処遇改善加算」としてついて、年収も全産業の平均値である440万円なるように引き上げて、同水準にすることを目的としています。(役職者は除く)

まとめ

現在の介護業界の人材不足は深刻です。国はあらゆる施策を実行して、人材不足の解消に取り組んでいますが、「特定処遇改善加算」の対象者は事業所から1人以上と限られた人材のみが給料アップにつながります。今回の「特例処遇改善加算」もその一手ですが、介護業界全体の賃金の底上げも視野に入れた、介護職全体のモチベーションアップにつながる政策が望まれることでしょう。

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介護福祉士になるには ~文理選択について~

介護福祉士を目指している学生さんの中には文系・理系どちらを選択すればよいのか悩んでいる方もいるかと思います。また介護福祉士から更なるステップアップを目指すにはどちらが有利なのか?かみ砕いて説明していきたいと思います。

介護福祉士の仕事とは?

一般的に介護福祉士の仕事とは食事介助・入浴介助・排泄介助、そういったものを想像する方が殆どではないでしょうか?確かに介護福祉士ならばどれもできて当たり前の基礎介助です。これらの技術やテクニックは理系的といえるでしょう。

しかしながら介護福祉士の仕事はそれだけではありません。自宅で介護をするご家族様や介護現場のヘルパーさんなどに対する助言・アドバイスもそのひとつです。また現場のリーダー的存在として、利用者様から頼られる存在としてのコミュニケーション能力なども身につけておかなければなりません。このコミュニケーション能力は文系的といえるでしょう。

介護福祉士に求められる能力

介護福祉士に限らず福祉の仕事は対人間なので、論理的でない或いは効率的でない場面が多く出てきます。その時に重要な能力として求められるのはやはり「傾聴する姿勢」やコミュニケーション能力でしょう。如何に利用者様の意思をくみとり如何に介護者の意見を伝えていくか?そういった能力も求められてきます。これもやはり文系的といえるでしょう。

また技術的な面でいえば、ボディメカニクスや施設での大人数の介護業務などは合理性や効率性などの理系的なものも必要な能力として求められてきます。

この非効率性、効率性ふたつの相反する能力の調和を図りバランスを保つ能力も必要な能力といえるでしょう。言い換えれば文系的な能力を発揮する場面、理系的な能力を発揮する場面の状況判断やバランス感覚も必要なものになるでしょう。

更なるステップアップのために

介護福祉士として経験を積むと次第にステップアップの道を探し始めるでしょう。例えば現場で必要とされる相談員業務は社会福祉主事という任用資格が必要になってきます。大学で資格を取る方法や仕事をしながら通信課程での資格取得の方法もあります。

その履修科目の範囲は社会福祉だけでなく法学、経済学、心理学、社会学、医学一般まで多岐にわたります。またケアマネージャーの試験範囲は介護保険制度の知識や保健医療サービスの知識などが問われます。社会福祉主事、ケアマネージャーともにどちらかというと文系の要素が強いといえます。

一方、理学療法士などにステップアップしたい場合は理系の要素が必須ですし、将来
福祉業界の経営にも興味があるのなら数字に強い理系の要素は必要になるでしょう。

まとめ

基本的に福祉系4年制大学は文系の要素が強いようですし介護現場で求められる能力も
文系的な要素が強いといえるでしょう。文系・理系、迷われている皆さんは文系を選択
してまず間違いはないでしょう。

ですが介護現場で理系的な要素はまったくいらないかといえば、先ほど書いたように決
してそうではありません。理系を選んだからといって介護福祉士になれないということ
はありません。むしろ理系を選び文系の勉強もバランスよくこなすというほうが理想的
かもしれません。

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未経験から介護福祉士を目指すための要件とは?

超高齢化社会で、何かと人材不足が問題になっている介護業界ですが、介護福祉士になるためには、どのような必須条件があるのでしょうか。介護福祉士を目標としている方にとって知っておきたい受験要件ですが、今回はその中でも未経験から介護福祉士を目指せる実務経験ルートについて、詳しく解説していきましょう。

介護職員初任者研修とは?

〇未経験者でも受講可能で受験資格は問いません。
1.学習方法は通信教育とスクーリング(通学)と一緒に学ぶことが一般的です。
2.受講時間は130時間のカリキュラムを学び終了後には筆記試験があります。
3.訪問介護員(ホームヘルパー)として働くためには介護職員初任者研修取得が必修です。

介護職員実務者研修とは?

1.介護現場での実務経験が3年以上か初任者研修終了者で介護職員実務者研修受講が可能となります。
2.講習カリキュラムは450時間を受講し終了後筆記試験があります。(初任者研修受講130時間終了者は320時間に短縮可能)です
3.喀痰吸引・胃ろう管理の医療行為が可能となります(所定の講習50時間)を修了していることが必須条件となります。
4.訪問介護センターでサービス提供責任者に就くことが可能です。

実務経験ルートで介護福祉士の受験資格を得るためには、介護現場で実務経験3年未満や未経験からの場合は、介護職員初任者研修(旧・ヘルパー2級)の受講がスタートとなります。受講後は、介護実務者研修(旧・ヘルパー1級)の受講が必要になります。実務経験3年以上の方の場合は、介護職員実務者研修を受講修了し筆記試験に合格することで、介護福祉士の受験要件を満たすことになります。

受験勉強は早めに

受験対策は早めに動くことに越したことはありませんが、仕事や家事・子育てとの両立しながらの勉強は、いろいろ工夫が必要になってきます。例えば、隙間時間などを使い早い段階から学習プランを立てて行うとよいでしょう。

私が介護福祉士試験に合格した勉強法

私が、介護福祉士の試験に合格したのは、実務経験3年の要件を満たすことで試験の受験資格を得ることができました。私の勉強法は、自分が苦手としている医療分野を徹底的に繰り返し暗記することでした。

介護支援分野・介護技術分野などは、日頃業務で行っていることの反復学習でしたので、比較的すんなり学習が進み、最後の1か月前には過去問をおこない実際の試験を想定して、時間内に問題を解答することもしました。

6か月余りの試験勉強でしたが計画的に学習プランを立て、それに沿ってやった試験勉強が功を奏し、無事試験に合格することができました。

まとめ

介護福祉士の国家資格を取得することで、キャリアパスを目指していく方にとって生活相談員や施設によっては資格手当が付いたりします。介護福祉士は、介護現場などで培った介護技術と幅広い知識をもって、介護のプロとしての専門性を「医療機関・障がい施設・介護施設」で活かすことができ活躍の場も増えることでしょう。

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