介護職に復帰しようとしている方の中には、ブランクを気にされている方が多いと思います。
・以前働いていた頃のように出来るかどうか
・介護技術や知識が古くなっているのではないか
・体力的にもつかどうか
など、ブランクがあることで様々な点が不安の素となっているかもしれません。ですが、介護職においては、あまりブランクを気にする必要はありません。
経験がものをいう
介護現場では、今とても深刻な人手不足となっており、解消される見込みは今のところとても薄いと言えます。
そのため、複数の施設を運営している大手介護企業などは、出来るだけ即戦力となる経験がある方を募集している傾向にあります。
ブランクがあっても、以前介護士として働いていた経験がある方が入社することで、企業にとっても施設にとっても大きくプラスになります。
入社してからいきなり1人で仕事を任されるということはほとんどなく、研修などを経てから以前のように1人で仕事をすることになりますので、安心してください。
企業側も経験がある方と無い方、どちらかと言えば経験がある方を採用したいと思っています。
未経験の方よりも、ブランクがある方の方が教えることも少なく、安心して仕事を任せられるためです。
体力面にしても、年齢的な体力不足ということではないならば、以前のように介護士の働き方のカンを取り戻せば身体も慣れてくれます。
そのような意味でも、経験がものをいう職場とも言えますので、ブランクを気にしすぎる必要はありません。
パート・アルバイトから始めてみる
それでもブランクが気になるという場合には、パートやアルバイトから始めるという方法がおすすめです。
空いた時間を有効活用出来る他、少しずつ身体を慣れさせ、介護士のリズムを取り戻していくことが出来ます。
アルバイトやパートとして働き始めてから、研修や試験などを経て正社員として働くことが出来るようになる施設もあります。
まずは、自分が介護士として働いていた時の感覚を思い出すためにも、少しずつ慣れていくことが大切です。
何か準備することはある?
準備することとしては、以下のようなものがあります。
・資格を取得した際のテキストやノートを見返して、技術と知識を復讐する
・ボランティアに参加し、高齢者の方々と多く関わりを持つ
・最近の介護関連のニュースを見ておく
など、このような準備を行っておくと、介護士として復職してから働きやすくなります。
ブランクを隠さない
ブランクがあることはあまり良くないことだと考え、面接の際にブランクのことを黙っている方もおられます。
ですが、面接官からはほぼ確実に、ブランクについての質問が飛んでくると考えておきましょう。
その時、以前の職場の悪口や、職員の悪口などと捉えられるような言い回しは避けて、正直に理由を話すことが大切です。
再び介護士として働こうと思った理由も、経験などを交えつつ話すようにしてみてください。
前回までのトピックス
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