こんにちは、キャリアカウンセラーの稲葉です。
本日は応募書類の位置づけについて、お話しします。

現在、応募書類と言われているものは
・履歴書(経歴の概要と志望動機を書く)
・職務経歴書(今までの職務経歴の詳細と自己PRを書く)
・ジョブカード(厚生労働省の書式に従い、職務経歴や保有資格などを書く)
・作文などの提出課題
・エントリーシート(事業所が用意した用紙の中に志望動機や自己PRを書く)
などが、あります。

皆さんにとっては、履歴書が一番馴染み深いものでしょうか。
しかし、近年介護事業所様の中には、「履歴書だけを持って面接に来てください」という事業所様は減ってきています。
そのかわりに多くなってきているのが、履歴書+職務経歴書や履歴書+作文などの思考力・文章作成能力を問われるケースです。

介護職員に求められるもの

これでもおわかりいただけるように、介護職員は「体力さえあればできる仕事」から「自分で考える力・問題解決能力、文章作成能力を必要とする仕事」になってきています。
介護というサービスを提供する対象は人間であり、日々刻々と気持ちの変化や体調の変化があります。ましてや、認知症の方は、その変化が著しくありますよね。
そんな中で、相手の変化に気付くことができなかったり、相手の変化に応じた対処ができない介護職員がいたら、困ってしまいます。

応募書類の重要性

採用担当者は、このような目線で応募書類に目を通していますが、皆さんの作った応募書類は自信がありますか?介護職ではなく、他の職種を応募する際に作成した内容と、同じになっていないでしょうか。

応募書類は、「自分の顔」であり、採用担当者に「この人と一緒に働きたい」「この人が入社してくれたら、うちの事業所はもっと良くなるだろうな」と感じさせるPRが必要です。
もっと突き詰めて言うと、面接で聞かれる「あなたを採用した時に、うちの事業所にはどんなメリットがあるんですか?」という質問と同じ質問が応募書類にも投げかけられていると思ってください。
応募書類に自信がない、という方ほど、面接のギリギリになって作成して添削を受ける時間が無いというようになりがちです。余裕を持って、応募書類作成に取り組みましょう。
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前回までのトピックス

履歴書提出の目的
職務経歴書の役割
介護職員を応募する際の履歴書の特徴