こんにちは、キャリアカウンセラーの稲葉です。
本日は、履歴書を書く前に一度考えて読んでいただきたい項目、「履歴書の目的」をお伝えします。
目的を知ることで、何を目指して書けば良いのかというゴールを知ることができます。

1 求職者(履歴書を書いた本人)の経歴の概要を知る

経歴の概要については、介護職の経験があるのか、ないのか。また、これから介護の仕事をする上で必要なスキルを身につける経験をしているかの確認をしたいのです。
介護職員にとって必要なスキルは、入浴介助や更衣の方法を知っているかということだけでなく、ビジネスマナーをしっかりと身に付けているのかや、接遇のスキルやコミュニケーション能力があるかということも含まれています。

2 志望動機を知る

志望動機を知る、ということについて、これが採用担当者が一番知りたいところです。
「何故介護職として仕事をしたいのか?」「何故うちの事業所で働きたいのか?」この回答を志望動機欄の中でしっかりと書いてください。

恋愛でも同じですよね?自分に告白をしてきた相手に対して、皆さんは「何故私なの?」「私のどんなところが好きなの?」と、思いませんか?
「あなたのことが好きです!だって稲葉さんは女性ですから!」とか「稲葉さんが好きです!顔が丸いからです!」と、告白されても、心には響きません。
きっと私は「じゃあ、女性で顔が丸ければ、誰でもいいじゃない。」と思うはずです。

介護事業所の採用担当者も同じです。「介護施設なんて、世の中に何千とある中で、なぜうちの事業所で働きたいの?」と思っています。
そこで禁句なのが「○○さんに紹介されて」や「家が近いから」です。それはあくまでも事業所を知るきっかけです。
志望動機を考える際には、その事業所の概要や理念、雰囲気をホームページやパンフレット、その事業所について知っている人に聞くという情報収集活動が大事です。
それをやるからこそ、採用担当者に「熱意」として伝わることを良く知っていただければと思います。
A07T2000

前回までのトピックス

職務経歴書の役割
介護職員を応募する際の履歴書の特徴
自閉症って?