最近思うのは相談にいらっしゃる方達が、既に転職せざるを得ない状況になってから相談に来るということが非常に多く感じられます。
「あと、数カ月早くお話しが出来ていたら、今よりももっと効果的な助言や支援ができていたのに」と思うことが多々ございます。

介護業界などでは、きっとほとんどの方達が人材不足のしわ寄せに合い、シフト調整にも影響が出て休憩や休日もうまく取れなかったり、残業が多くなったりすることなどもあり、余裕がなくなり体力的にも精神的にも追い詰められていくこともあって、既に爆発寸前になってからご相談に来られる方も多いのではないかと思います。
他にも人間関係のトラブルや、様々な問題で仕事がいやになってしまう方も沢山いらっしゃいます。

ただし、出来ればなるべく早い段階で、もし不安を感じたりしたら、「どうやったらこの不安を取り除くことができるのか」ということを考えたり、そういう事実に正面から向き合うように心がけることも必要だと思います。

良き理解者はいますか?

そして、周りに良き理解者や相談しやすい人がいれば、相手に迷惑にならない程度に相談してみるのも良いと思います。
もしかしたらちょっとした糸口が見つかるかもしれませんし、話を聞いている相手にとってはいい迷惑かもしれませんが、聞いてもらえるだけでも少しはスッキリしたり、気持ちが楽になることも多々ございます。

もし周りに話せるような相手がいない場合には、私どものような民間の職業相談・就労相談などを行っている所に行ってみるのも良いと思います。私どものカウンセリングや就労相談に関わるサービスも全て無料ですから、リスクはないと思います。
また個人情報などに関しても、まずは口頭で相談してみて本当に信頼できるような相談所であると判るまでは情報を出す必要もないですから。

でも相談してみて、ご自身の話をあまりよく聞いてはくれなかったり、すぐに企業の情報などを持ってきて転職を進めてくるような所はちょっと気を付けたほうが良いかもしれませんね。
もしかしたらあなたのキャリア形成を重きに置いているのではなく、担当者個人の業務の成績を上げたりするのが目的だったりするケースもあります。
その点に関しては、本当に一生懸命動いてくれる担当者であれば、少し相談してみると、「この人は本当に自分のことを思って話を聞いてくれている」とか「この人なら自分をしっかりと支援してくれそうだ」というのが伝わってくると思います。

その他は、担当者が自分に合うか否かというのも大事かもしれませんね。
誰しも切羽詰まってしまうと、良い判断が出来なくなってしまったり、焦って仕事を見つけようとしてしまったばっかりにミスマッチに繋がってしまうこともございます。
そうなる前に、転職をするしないに関わりなく、ご自分を見つめ直したり、ご自身の将来をどのように設計していくかなどを考えるきっかけづくりのためにも、気軽に相談してみてくださいね。

前回までのトピックス

介護職の転職に関して 第1弾 その1